特集・連載
真夏に「くぅ~っ!」としみるコラム[パーフェクトアイスコーヒー探訪]
淹れたてを急速に冷やして香り高い一杯に! 最高にうまいアイスコーヒーの作り方
お洒落な自宅コーヒーのはじめ方♪ コーヒーは好きだけど、自分で淹れるのはハードルが高い? いえいえ基本さえ押さえれば、誰にだっておいしいコーヒーは淹れられます。加えて探究心豊かな皆さんなら、知れば知るほどさらなるおいしさを求めてのめり込むことウケアイ♡ おうち時間が増えた今こそお洒落な自宅コーヒー、はじめましょ♪ この記事は特集・連載「お洒落な自宅コーヒーのはじめ方♪」#07です。
次元の違うウマさに感動必至!!
氷でキンッキンに冷えたコーヒーがおいしい季節がやってきました。冷蔵庫にパックを常備している人も多いと存じますが、一番おいしいのはやはり、淹れたてのそれ。でも、ただ冷やせばいいのかといえば答えはノーでして、アイスコーヒーには専用のレシピがあるのです。
そこで参考にしたいのが、昭和の薫りを残す名喫茶“ぽえむ”の「アイスカフェ」! このメニュー、店で注文すると必ず「甘さはつけますか?」と聞かれるのですが、密かなポイントがここにあります。
アイスでは氷で味が薄まるうえ、ガムシロップを加えるとさらに水分で薄まってしまう──。だからぽえむでは「温かいうちにグラニュー糖で甘さを加える」というのです。豆も氷で味が薄まることを鑑み、「苦みが強い深煎りの豆を細挽きにして、多めに使います」とのこと。
アツアツで淹れて一気に冷やすのも大切で、これにより香り高さも損なわず。実践すれば、パックのそれとは次元の違うスキッ!としたウマさに感動必至ですヨ♡
1.80mlに対して豆15gを用意
氷の嵩も考えて1杯分は80mlとし、豆は15gを用意。かなり多いが、ここは贅沢に。苦みを効かせたいので煎りは深煎り。細挽きで挽く。
2.沸かしたての湯でドリップ
沸かしたての湯をケトルに移したら、すぐにドリップ。比較的高温で抽出したほうが、アイスコーヒーにふさわしい苦みを出せる。
3.好みで甘さをプラス
ガムシロップで加糖すると味が薄まってしまうので、冷やす前にグラニュー糖を入れてかき混ぜる。もちろんブラックのままでもOK。
4.氷いっぱいのグラスに注ぐ
ぽえむではロック氷を使うが、製氷機の氷でも構わない。たっぷり氷の入ったグラスに注いだら、すぐにかき混ぜて一気に冷やそう。
おいしくなれと心を込めてぜひ淹れてみてください
コーヒー専門店ぽえむ 幡ヶ谷店
店長 淀井聡史さん
SHOP INFO
日本のコーヒーチェーンの先駆け
住所.東京都渋谷区幡ヶ谷2-8-10リッシェル幡ヶ谷1階
☎ 03-3374-7288
※営業日時は店舗までお問い合わせください。
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。