特集・連載
発想が“斜め”上で賞[ギュッとデザイン賞2021]
ギュッとデザイン賞 ここではモノに見識ありのビギン編集部員が独自視点で、グッドで“ギュッと”デザインなアイテムを選定! なかにはまさかのスイカ!?が選ばれたりと、バラエティに富んだ全21の受賞作品、ぜひご覧あれ。 この記事は特集・連載「ギュッとデザイン賞」#04です。
本来は真っ直ぐになっている部分をあえて“斜め”にすることで、省スペースに貢献したり、使い勝手が飛躍的に向上してたり……。ここではそんなギュッとデザインな3品をご紹介。世の中を斜に見ているひねくれ者の皆様も、そのよくデキぶりに感涙必至ですよ♪
カフェの狭いテーブルでも仕事がはかどります♪
kopek[コペック]
マジェックスタンド
ノートPCのキーボード部分を斜めに持ち上げてくれるスタンド。収納時の厚さは硬貨よりも薄い1.7mmと、PC用スタンドとして世界最薄! 6468円(コペック ジャパン)
リモートワークが増えたこのご時世にありがたいアイテムがこちら。カフェで仕事しようと思ったのに、テーブルが狭くてノートPCが開けないことありません?
その点コイツはキーボード部分を斜めに保持できるので、テーブルに飲み物や食べ物があってもスペースを確保できるんです。6段階に高さ調節でき、状況に合わせてキーボード角度を変えられるのも◎。
画面が目の高さに近くなるためか、以前より首の疲れも軽減した感じもしますね。キーボード下に空間ができることで放熱効果も高く、長時間作業してもPCが熱くならないのもメリット。今じゃ自宅でも斜めにして作業してます。(ビギン編集部 カネコ)
骨盤が起きるからダイエットにも効きそう♡
Vitra[ヴィトラ]
ティプ トン
英国人ユニット、バーバー・オズガビーによるデザイン。オフィスから家庭のダイニング、アウトドアにまで使えるチェアとしてすでに世界中で人気。各3万3000円(ヴィトラ)
スタッキングチェアで可愛らしいデザインのものはないかなぁと探していたときに見つけたのがティプ トン。ポップなカラーや無駄のないデザインに惹かれる人も多いと思いますが、じつは最大のポイントは脚。
前方にロッキングチェア風に9度の傾斜がついているから、自然に前傾姿勢をとることができるんです。だから背筋が気持ちよく伸び、骨盤の歪みも解消。
機能的なチェアで前傾姿勢になるものはありますが、それを軽くてシンプルなプラスチック製で実現しているのがさすがじゃないですか。前傾だと血液の循環を促し、集中力が高まる効果もあるそうですから、在宅ワークにも最適ですよ。(ビギン編集部 ヒラノ)
雑然としていたデスクがすっきり片付きました♪
CARL[カール事務器]
ツールスタンド
事務用品の老舗メーカーがリリースする卓上ツールスタンド。各仕切りに40度の傾斜をつけたことで文房具が出し入れしやすく、中身も見やすい。935円(カール事務器)
編集部では大ぶりのマグカップをペンスタンド代わりに使ってるんですが、文房具をブチ込みすぎてギュウギュウ。よく使う赤ペンやホワイトは机の上に出しっぱとなり、資料やレイアウト用紙の間に埋もれていつも捜索に手間どってました。
そうしたカオスを一気に解消するのがこのツールスタンド。スリムで場所をとらないのに、仕切りが斜めになってることでたくさんの文房具をすっきり縦収納できるんですよね。
出し入れしやすいだけでなく、閲覧性に優れるのもいい。縦置き・横置きの両方に対応するのも気が利いてる♡ 編集長、これがあればもう少し早く入稿できるようになりそうです!(ビギン編集部 セキグチ)
※表示価格は税込み。
[ビギン2021年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。