string(38) "https://www.e-begin.jp/article/363870/"
int(1)
int(1)
  

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ

時の記念日でもあった去る6月10日、シチズン時計が、オンライン上で「時」と「時計」にまつわるさまざまな体験が楽しめるバーチャル空間の街「シチズン タイムレス・シティ(CITIZEN Timeless City)」を公開しました。

事前登録もアプリのインストールもいらず、PCやスマホでwebブラウザから誰でも、いつでも自由に出入りできるこの街は、シチズンが「時計の魅力に触れて、ワクワクできる体験を提案したい」との思いから制作したもの。現段階では第1弾として「コンセプトラウンジ」「ライブスペース」「ミュージアム」の3つのコンテンツがオープンしています。ということで、e-Beginはさっそく、誕生間もないこの街を散策してみました。

バーチャルサポーターの美女とお散歩が楽しめる?

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ セントラルパーク

https://city.citizen.jp/をクリックすると、仮想ドローンによって空撮された「シチズン タイムレス・シティ」がダイナミックに映し出されます。で、「ENTER」をクリックしたら、そこは街の入口「レセプション」ホール。案内役のサポーターがお出迎えしてくれました。現状、男女6名のスタッフが控えており、彼らはそれぞれの個性があって、そのプロフィールも紹介されています。ちなみに、いずれは彼らの中から指名もできるようになるらしいです。

サポーターに引率されつつホールを出て、街の中心である「セントラルパーク」へ。その広場では、時計の起源といわれる日時計のオベリスクが目の当たりにできます。また、360°見渡すことができ、そこで目に入る建物や道路などは細部まで質感にこだわって作られており、なかなかにリアル。しかもデ・キリコの形而上絵画よろしく、未来的なのに既視感もあって不思議な景色です。

ちなみに、この街は昼夜や季節ごとに変化するよう設定されており、また、再訪すると新しいエリアができていたり、住人の顔ぶれが変わっていたりと、実際の街のようにつねに変化していくことなります。ということで、ここからまず「コンセプトラウンジ」に向かうことにしました。

雲上のテラスでまったり&コロシアムでライブをじっくり

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ コンセプトラウンジ

ブランドの世界観を360°空間で体験できる「コンセプトラウンジ」は、雲上のテラスから昼夜や季節で移り変わる雄大な景色を眺めつつ「時」に関連した豆知識を教えてもらえるという趣向。現在は、世界最高精度の年差±1秒を誇るエコ・ドライブ ムーブメント「キャリバー0100」搭載の「ザ・シチズン AQ6100-56L」が紹介されていて、開発者のインタビュー動画なども見ることができます。

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ ライブスペース

「コンセプトラウンジ」でまったりしたら、次に、さまざまなイベントが楽しめる「ライブスペース」へ。ローマ時代の円形劇場に着想を得てデザインされたコロシアムの巨大スクリーンに映し出されるのは、シチズンのスペシャルコンテンツです。人々が集う場所として、さまざまな動画ライブが楽しめるここでは現在、シチズンと建築家の田根剛氏による「光と時」をテーマにしたインスタレーションによる、ブランド発信の軌跡「LIGHT is TIME」を視聴することができました。

シチズン時計本社内の資料館をバーチャルで超リアルに再現!

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ ミュージアム

古代ギリシアの神殿を想起させる外観の「ミュージアム」では、シチズンの歴史と技術に触れることができます。じつはe-Beginとしては、ここが一番気になっておりました。というのも、この館内が東京・田無のシチズン時計本社に実在する「シチズン ミュージアム」をリアルに再現したものになっていると聞いたからです。

「シチズン ミュージアム」は、過去のシチズン製品から選ばれた代表的モデルの実機を発売順に系統立てて展示し、これまでに同社が開発した数々の先進的技術も解説する社内資料館です。e-Beginは取材の際に訪れたことがあり、その充実したコレクション&展示内容に圧倒された経験があるのですが、じつはコチラ、一般には非公開。それがバーチャルながら「シチズン タイムレス・シティ」にて、誰もが訪問&観覧できるというのです!

CITIZEN Timeless City シチズン タイムレス・シティ ミュージアム

入館して、思わず「おお~っ」と声を上げてしまいました。そこはまさに「シチズン ミュージアム」そのもの。館内のレイアウトや内装も、各展示物もじつに細部までリアルに再現されていて、館内の広さまでが実感できるではありませんか!

歴代モデルの系譜パネルの前に並ぶ、シチズンの歴史を“証言”する数々のモデルのうち、1976年発売の世界初のソーラーウォッチ「クリストロン ソーラーセル」や1993年発売の世界初の電波時計など、とりわけエポックメイキングなモデルは3Dによって360°回転させて、そのケースバックも見ることができます。しかもバーチャルヒューマンのサポーターがそれら時計ごとに、わざわざそれに合う衣装に着替えて(笑)モデル解説もしてくれました。

以上が「シチズン タイムレス・シティ」散策レポートでした。ちなみにコンテンツは随時、更新&追加が予定されており、この秋には実際に店舗に訪れているような体験ができる「ブティック」がオープンされるとのことで、それも楽しみです。

例の感染症流行により、博物館や美術館などに気軽に行くことができなかったりしていますが、「シチズン タイムレス・シティ」ならいつでもブラッと訪ねて、お気楽に散策&観覧が可能。たとえば自宅での仕事中にちょっと気分転換ってなとき、ここに立ち寄ってみるのもいいと思います(運動にはなりませんけど)。時計好きはもちろん、そうじゃない人も楽しめる時計のバーチャルテーマパーク。ぜひ遊びに行ってみてください。

シチズンの「シチズン タイムレス・シティ」

問い合わせ先/シチズンお客様時計相談室 ☎ 0120-78-4807
https://city.citizen.jp/


文/山田純貴

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ