ユルさと色と生地感の三重奏でカジュアルに深化
“品よくユルく”が主流の現在、洒落者に最も活用されてるレイヤードテクが、コートにパーカIN。
で、名門マッキンの“今”を担うハントリーは、まさにこの常套テクにベスト! ってゆ〜か、むしろパーカIN専用なんじゃね?ってくらい相性が最高なんです。
なんたってまずユルさが絶妙。シルエットの魔術師たるマッキン肝入りの、ダボつきすぎないAラインのおかげで、品を担保したままパーカINできちゃう♪
……とは言うものの、シルエットの工夫までは他のコートでも散見される旨み。今作が凄いのは、そこに加えてミリタリー風のオリーブカラーを採用したり、高密度のコットンでふんわりライトに仕立てたりと、よりカジュアルとのシンクロ率を高める趣向が満載されてるとこ。
だからパーカと合わせるだけでお洒落免許皆伝。即効性No.1のマッキンなんです。
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
ハントリー
軽さを謳うコートにもかかわらず、持ち前の格をキープしてるのがマッキン魂。シルエットや色、生地感、副資材へのこだわりで、カジュアルに利く汎用性もとことん追求。9万7900円(マッキントッシュ青山店)
ポケットにはミニマルなリベット留めも
肩回り&身幅のほんのりゆとりがパーカにベスト!
オリーブの色みも雰囲気抜群
[着こなしポイント]足元はスニーカーよりも、カジュアルとドレス双方に軸を置くパラブーツなんかがベター。後はコートの底力に頼ってパーカINするだけで、即お洒落完了♪
シークレット クラブのパーカ2万680円(ハンドイントゥリーショールーム) セラー ドアーのパンツ3万4100円(アントリム) パラブーツの靴7万1500円(パラブーツ青山店)
since:1823
country:イギリス
チャールズ・マッキントッシュが発明した世界初の防水布“マッキントッシュ・クロス”で仕立てたゴム引きコートが起源。コートの上がり牌として神聖視される超名門。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。