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「ストリートがファッションの原体験」という人も少なくないであろうe-Begin読者世代に、改めてストリート回帰を提案する本特集。いくつになっても、男子にとってストリートという言葉は特別な魅力を感じるものですからね。ってことで、「大人ならではのストリートとの向き合い方」を考えてみた次第です。ストリートから一度離れていたカムバック組も、これからトライしたいビギナーも、きっとヒントが見つかるはず。

3回となる今回は、ストリートブランドの元祖ともいえる、皆さんご存じの国内外を代表する2ブランドにフォーカスしました。

>>>前回までの記事はコチラ


1980年誕生のストリートブランド
「STÜSSY」

【about STÜSSY】
カリフォルニアで育つ中で13歳からサーフィンに傾倒し、サーフボードのシェイパーとして活動していたショーン・ステューシーがその傍らで製作したTシャツがブランドの起源。今もスケーターやサーファーといった人々に熱心なファンが多いのは、そうした確かなルーツがあればこそ。設立から40年が経つ中で、レトロさ全開な’80、’90年代のアーカイブピースを探す動きが年々強まると同時に、フレッシュなストリートのムードを反映した新作も毎シーズン注目を集めています。

【STÜSSY① 】
懐かしの“ウォーリアーマン”を
モダンなモノトーンで

肉厚でも表面が滑らかで肌触りがいい、ポリエステル混コットンの生地を使ったクルーネックスウェット。ポップなデザインは過去のアーカイブで頻出したもので、裏原世代の大人には見覚えが多い人も多いはず。ともあれ、ゆったり着るのが今の気分。
1万6000円(ステューシージャパン)

リラックスアイテムの象徴は
とにかくシンプルに、が鉄則

デニムも軍パンも合うスウェットに、あえてスラックスを合わせて上品に。昨今主流のワイドシルエットは、大きめサイズで取り入れたスウェットと相まって、結果的に王道ストリートなボリューム感に。

ステューシーのスウェット1万6000円(ステューシージャパン) キャプテン サンシャインのパンツ4万円(キャプテンサンシャイン) コンバースの靴1万2000円(コンバースインフォメーションセンター) その他はスタイリスト私物。

【STÜSSY② 】
名実ともに世界中に根付いた
ブランドだからこそ、説得力は抜群

地球にクレストを添えたデザインは、黎明期から“インターナショナルトライブ”を標榜してきたステューシーのアティテュードを端的に表している。昔ながらの丸胴ボディという、古参ファンも納得な1枚。やっぱりまずは、真っ白から。背中には、フロント同様のデザインが大きく入る王道のアプローチ。このプリント位置なら、タックインにもちょうどよさそう。
カットソー8000円(ステューシージャパン)

昔の焼き増しっぽく見えない
適度なテック感がポイント

オーセンティックなロンTは、テーパードがしっかり利いた機能的なパンツと、見た目にハイテク感のあるスニーカーで現代的に。裾のクッションをいつもより少しだけ多めにすると、こなれ感が増していい感じ。

ステューシーのカットソー8000円(ステューシージャパン) ワイルドシングスのパンツ1万4000円(インス) ナイキ スポーツウェアの靴1万7000円(NIKE カスタマーサービス)

【STÜSSY③ 】
今また新鮮に楽しめそうな
このクラシック感

製品洗いをかけたコットンツイル製の6パネルキャップ。浅くも深くもないクラウンと、カーブしたバイザーのイナタさは、古きよきストリートのムードたっぷり。スタイリングがちょっとカタいときと、起きてすぐ家を出たいときにぜひ。アジャスターはボディと共布のベルトという、すっきりとしたデザイン。今は目深に被るのが大人向け。
キャップ7000円(ステューシージャパン)


“裏原宿”誕生以前の1994年にスタート
「NEIGHBORHOOD」

【about NEIGHBORHOOD】
ヴィンテージ顔負けのアメリカンヘリテージなスタイルやバイカー由来のプロダクトなど、無骨な側面で認識している洒落者も多いですが、デザイナーの滝沢伸介氏はブランド設立以前にはレコード会社に籍を置いていた人物で、今も音楽や様々なカルチャーを取り込む形でそうした経験が服づくりに活かされています。古着への深い造詣がうかがえる、リアルな加工を加えたワークウェアなどは今季も健在で、デザインやシルエットのアレンジによって、ただのベーシックとは明確に別物に仕上がっているのも男心をくすぐります。

【NEIGHBORHOOD① 】
定番ロゴがよく映える
飽きのこないドリズラー

 

TCツイル素材を使ったジャケットは、生地がやわらかめで裏地もつかないので、気軽に羽織れる一着。人気の高いバー&シールドのロゴを、Tシャツではなくアウターで取り入れるというのも粋だ。裾の両サイドにはゴムアジャスターを配しており、大きめで着ても収まりがいいつくり。生地はこれぞワークといった綾の表情のTCツイル。タフなのはもちろん、通年着られるのも大きなメリット。
ブルゾン2万4000円(ネイバーフッド渋谷)

男らしさは残しつつ
アジや重さは控えめに

ジャケットが奇をてらわないワークスタイルなので、ボトムスは細身&クロップド丈で軽やかに。イカツいブーツももちろん合うけれど、力の抜けたスニーカーならより洒落っ気が強まるのでベターだ。

ネイバーフッドのブルゾン2万4000円、同シャツ2万2000円、同パンツ2万円(以上、ネイバーフッド渋谷) ヴァンズの靴5500円(ABCマート)

【NEIGHBORHOOD② 】
圧巻の加工デニムでおなじみの、
人気シリーズはシャツも名品

熱狂的なファンも少なくない、“サベージ”ラインのシャンブレーシャツは、ヴィンテージさながらのインディゴブルーの退色が味わい深い。フラップ付きの胸ポケット上にはIDロゴをプリントしていて、さりげないストリート感の漂うルックスに。随所の縫製は往時のワーククロージングで頻出するトリプルステッチ仕様。堅牢で、見た目にもクール。
シャツ2万5000円(ネイバーフッド渋谷)

【NEIGHBORHOOD③ 】
残暑も快適に過ごせそうな
力の抜けたワークパンツ

ラウンドしたLポケットにセンタークリース入りという、ヴィンテージスタイルの1本は、素材が軽やかなホップサック地。頑丈ながら通気性が高いので、フルレングスでも快適に過ごせるのが嬉しい。ジャストウェストで、しっかり裾上げしてはくのが正解。マーベルトやポケットスレーキは、バー&シールドロゴ入りのオリジナル生地。見えない部分もハイセンスだ。
パンツ2万円(ネイバーフッド渋谷)

カジュアルなアイテムこそ
すっきり&上品な着こなしで

骨太なシャンブレーシャツもタックインすれば、このとおり小ぎれいな印象に。とはいえシャツは大きめサイズを選ぶことで、アイテム自体のラフさと相まって、決してコンサバにはならないのがイイ。ちらっとインナーの柄を覗かせるなど、遊び心も忘れずに。

ネイバーフッドのシャツ2万5000円、同パンツ2万円(以上、ネイバーフッド渋谷) ナナミカのTシャツ8500円(ナナミカ 東京) コンバースの靴1万2000円(コンバースインフォメーションセンター)


【掲載商品のお問い合わせ先】
ステューシージャパン TEL. 0548-22-7366
ネイバーフッド渋谷 TEL. 03-3780-3204

キャプテンサンシャイン TEL. 03-6277-2193
コンバースインフォメーションセンター TEL. 0120-819-217
インス TEL. 0120-900-736
NIKE カスタマーサービス TEL. 0120-6453-77
ABCマート TEL. 03-3476-5448
ナナミカ 東京 TEL. 03-5728-3266


写真/若林武志 文/今野 壘 スタイリング/鈴木 肇

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