特集・連載
ベルベルジン 藤原 裕さんにとっての神デニムは名品のスリム版でした
偏愛デニム集 ワードローブの定番「デニム」。子どもの頃から穿いているのに、大人になった今もなお飽きもせずついつい手をのばしちゃう……。昔毎日のように穿き倒し、今はサイズアウトしてしまったカビ臭い一本も、なぜだか捨てられずに何年もたんすの片隅を占拠中……。時に苦楽をともにし、それと同じ数だけシワを刻んできた思い出の一本がアナタにもきっとあるでしょう。今をときめくお洒落のプロもまた然り。ファッションに精通しているからこそフツウを逸脱したその愛を、ご本人の私物とともに紹介してもらいました。 この記事は特集・連載「偏愛デニム集」#08です。
“尻デカな自分には501より101のほうが体に吸い付いた”―ベルベルジン 藤原 裕さん
出会いは10年ほど前。仕事でジーンズを扱う以上、リーバイス以外のジーンズもみっちり穿き込まなくちゃ……と思ってたときに自分サイズの名品101Zに遭遇。しかも知る人ぞ知るスリム版!
ワンウォッシュの状態から糊付けして3年間週4ペースで穿き続けたら、左綾デニム特有の美しすぎる縦落ちが。この神々しさはリーの専売特許だと身をもって知りましたね。
リーバイスに比べてヒップにゆとりがあるぶん、尻デカな自分でも吸い付くような穿き心地が味わえるってとこも魅力。最近痩せたのでまた昔のように穿き倒そうと思ってます。(藤原さん)
藤原さん私物の’60年代リー 101Zスリム
ベルベルジン
ディレクター 藤原 裕さん
1977年生まれ。古着好きなら誰もが知るカリスマショップのキーマン。最近では膨大な知識をもとに、ヴィンテージデニムアドバイザーとしてユーチューブ等で情報を発信し続けている。
【今買える】Lee 101-Z
Lee[リー]
101-Z
名品を復刻する「アーカイブ」の一本。股上深めで、雄々しいバックスタイルが手に入る。本作は太すぎず細すぎないストレート。1万9000円。(リー・ジャパン カスタマーサービス)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。