特集・連載
“普通にイイ”の極みを行くユナイテッドアローズの山形ニット
ユナイテッドアローズの“BULL” 進化する老舗を標榜し、日本のセレクトショップの草分け的存在であるユナイテッドアローズ。気づけば30周年を迎えました(祝)!! 常にみんなの「欲しい心」のど真ん中を射抜いてきた30年! その集大成としてわれわれが惚れ込んだ逸品をピックアップしました。次に魅了されるのはあなたの番です! この記事は特集・連載「ユナイテッドアローズの“BULL”」#06です。
端正でも退屈じゃない究極のミドルゲージ!
タイムレスに着られる普遍性や着回しやすさを考えれば、洋服は“普通”が正義。でも、普通であればあるほど誤魔化しが利かず、質の善し悪しがそのまま表れてしまうものです。
ユナイテッドアローズの本ニットは、だからこそ高度なニッティングの技と、ニットへの熱い情熱を持つ「奥山メリヤス」へ生産を依頼したのです。とはいえ、そこはオリジナルブランドの「バトナー」で名を馳せる奥山メリヤス。
端正な編み立てでありながら、減らし目の表情などにどこか“らしさ”が宿っていて、退屈さはまるで感じさせない。まさに、普通にイイの極みを行くニットがここにあります!!
上写真/セラードアーのパンツ1万7000円、ユナイテッドアローズのコート6万8000円。(以上、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
UNITED ARROWS[ユナイテッドアローズ]
7ゲージ ウールニット
今季で3年目の継続展開となる奥山メリヤス製のミドルゲージニット。中庸の厚み&プレーンで上品な顔立ちゆえ、スタイルを選ばず活躍する。クルーネック各1万6000円、タートルネック各1万7000円。(以上、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
ニュートラルな色みも“普通にイイ”の決め手
色モノもどことなく和の落ち着きを感じさせる控えめの発色で、気負いなく着られる。一枚でも非常に上品な印象を演出できるのだ。
What’s OKUYAMA
多彩なブランドのOEM生産を請け負う、1951年創業のニット専業ファクトリー。自社展開のニットブランド「バトナー」も大人気を誇る。
奥山メリヤスのある山形県
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。