テバのリエンバー テレイン

ジーンズに合う
ハイスペスリッポン

「オフシーズンでキャンプ場が空いてきた」とのニュースに背中を押され先日、遅ればせながらキャンプデビューを果たしました。

日頃からアメカジ好きなこともあり、当日はこれ幸いと至極イナたく、テーマは“アメリカ農夫の休日”。7年ほどアスファルトで育てたワークブーツを遂に荒野へおろしました♪ が、これがまあ失敗。砂利道にも水たまりにも弱く脱ぎ履きしづらいって、令和のデスクワーカーにはちとハードでした……。

聞けば今、キャンプシューズの定番は高機能でラクなスリッポン。じゃあその“機能性”と“イナたさ”を兼ね備えたやつはないの⁉︎ と各界を横串に辿り着いたのはなんと、あのスポーツサンダルの名門でした。

それが「リエンバー テレイン」。スポサンの元祖・テバによる冬用スリッポンです。

まずファーストインプレッション、“これはいつものジーパンに合わせたい……‼︎” というのも、冬用スリッポンってツルッとキレイめな塩顔が多いなか、いびつな等高線をイメージしたアッパーだからか、凹凸のゴツいアウトソールが覗くからか、こちらは表情豊かで粗野な雰囲気。無骨なローテクウェアとも上手く馴染むと思うんです。

で、履けばその“機能性”にうっとり。足を甲までスッポリと覆う中綿入りのキルティングがじんわりと温かいうえ、表面は非吸水性で破れにくいリップストップだから、急な悪天候や設営時の不意の落下物もへっちゃら。ダウンブーツが破れないようにのそのそと、なんてやわな姿、自然界ではタブーでしょう。

滑りやすい木陰やぬかるみも、リバーガイドをルーツに持つテバのアウトソールなら心配無用。レクやちょっとしたアウトドアアクティビティにだってこのまま参戦できます。

決め手はこの極厚なインソール。正体は今回初搭載だというテバの独自素材「ULTRA-COMF」で、その厚さなんと25mm‼︎ スリッポンの域を遥かに超えたモッチモチなクッション性はもはやリカバリーサンダルのそれ。冬でもソト遊びでもあの履き心地を堪能できるなんて……‼︎ 普段はオーバースペックなご近所履きとして重宝してます。

ちなみにスリッポンに付きまとう踵パカパカ問題は、推奨通りの「1-1.5cmダウン」で無事回避。足に吸い付くようなテバのあのフィット感を享受できます。

無骨でありながらテクノロジーに甘やかされたいって矛盾を叶えてくれるこちら。ソトでも街でもって、もう手放せませんよ♪

Profile

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マツエダ
新卒のビギナー編集者。読者だった父の影響で、中学生の頃から“一生モノ”に憧れる前途有望なビギン君だったはずが、金欠大学生時代を経て、気付いたらプチプラ主体の安っぽい青年になってしまっていた……‼ 名品をきちんと学んで買って、見た目も頭脳も大人になるぞ！

問い合わせ先／デッカーズジャパン☎0120-710-844
https://jp.teva.com/

※表示価格は税込みです

写真／武蔵俊介