驚異の極厚20.5オンスで美シルエットならスウェパンでも外で堂々とできる!
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
ナイジェル・ケーボン
’40sミリタリースウェットパンツ 20.5オンス
’40年代の米海軍で使用されたスウェットパンツを、20.5ozの超ヘビーウエイトな“アズマ編み”を用いて再構築。ヴィンテージを再現した膝当て(左右で微妙に形状が違う!)、表側に露出したサイズタグなど、さすがの風格。白のほかグレー、紺。2万2000円。
驚異の20.5オンス!で再“編”したスウェットはワイドなのに美シルエット!
(編集部 オオウチ)
部屋着ではなく外穿き推奨、お洒落~なワイドスウェパンの決定版!
スウェットパンツって、部屋の中で着ている分にはサイコーですよね。ソフトで、暖かくって。でも脚のシルエットがモロに出ちゃうのと、風がスースー抜けて寒いのとで、なかなか外には穿いていけない……と、思い込んでいましたが、ナイジェルには解決策がありました!
アズマ編み機と呼ばれる希少なマシンで編んだスウェットは、なんと20.5oz。一般的なデニムが12oz程度ですから、このブ厚さはかなりレア。編み目が密で風抜けもしません。
また、元ネタは’40年代の米海軍向けスウェットで、膝当て部分は生地を2枚重ねることで膝抜けしにくい仕様に再編。運動性の高いワイドシルエットな点も特徴で、下半身のラインも綺麗に見せてくれます。
ヴィンテージを再現した膝当ては型崩れを防ぐ
サイドシームを省いた美しい筒状設計
腰リブとボディとで色が違うのは、物資が限られ“手元にある糸”で作られていた時代の仕様をリスペクトしたもの。すなわちデザイン面でも十二分に語れる、さすがはナイジェル、非の打ちどころナイス・スウェット!
♯アズマ編みとは?
吊り編み機から革新編み機へと切り替わり始めた’70年代の初期に使用されていたアズマ編み機。現存数が少ない希少なマシンで、ゆっくりと編み上げられるため表地には凹凸感が生まれる。
♯裏地もふっくら♡
20.5
♯ヘビーデューティ ♯’40年代USネイビー ♯アズマフリース
(問)アウターリミッツ
☎ 03-5413-6957
https://cabourn.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年12月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介