特集・連載
誰でも即カジュアル上手になれるジャケットがモアレスにあった
分かっている人ほど欲しくなる秋冬モノカタログ 編集部が徹底取材で発掘&ビビッときたNEXTブレイク絶対保証の秋冬モノをピック。見るほど気になっちゃう、知れば知るほど好きになっちゃう♡玄人好みなクロージングをど~ぞ♪ この記事は特集・連載「分かっている人ほど欲しくなる秋冬モノカタログ」#11です。
楽チンなのに品がある……だから誰でも即! カジュアルジャケット上手♪
おさらいになりますが、スラウチの直訳は「だらしない」。ですが、服飾業界では「気取りがない」という意味で使用。モアレスの新作はその名の通り肩の力の抜け具合がい~い感じ♡
程よくハリのあるツイード生地で、フロントはテーラードらしいカチッと感を保ちつつも、ちょい落ちた丸みのある肩が柔らかな印象を作り、かつゆったりシルエットや短めの丈の効果でまったく身構えなくサラリと着られるんですよ。
低いゴージの幅広ラペルや、上2つボタン掛けを前提とした狭いVゾーンも独特のムードですが、これはフレンチIVYや1980年代のイタリアンモードのテイストを投影しているから。そういう意味で、じつはデザイン的にかなり攻めた一着と言えましょう。
気張らず、それでいて印象を一気に新鮮に見せるカジュアルジャケットが欲しいならコレです!
英国羊毛ブレンドのウール100%生地
使用するツイードは保湿性と弾力性に富んだ英国羊毛を混紡し、肌触りはソフト。青×黒×白のギンガムチェックは見た目に爽やかで、ここも軽快に着用できるポイント。
上ボタン2つ掛けを推奨
昨今の3つボタンジャケットは真ん中1つ掛けが主流だが、こちらは上2つ掛けが似合うよう設計。この狭いVゾーンが独特のデザインと相まって’80年代的なテイストを醸し出すのだ。
チェックの青がデニムにぴったり。バンドカラーや丸首などノーカラーとの合わせも最高にキマる。サルヴァトーレ ピッコロのシャツ2万9000円。(シップス 渋谷店) カンタータのパンツ3万4000円。(カルネ) ヨークの靴2万5000円。(アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店)
サラッと決まるひねりアイビー
丸みのある柔らかな印象の肩線
MORLES[モアレス]
スラウチジャケット
洋服の青山の“ハード”とビームス デザインの“ソフト”を融合したドレカジ服を提案し続けるモアレスの新作。芯材を省いたアンコン仕立てで、ポケットにモノをいっぱい入れたりするようなラフな着こなしも似合う! 2万3000円。(洋服の青山 池袋東口総本店)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。