1ミリ以下の超絶技巧に世界のメガネ好きが驚嘆!
クラシカルな風格を生む手彫り“ミル打ち”
一見すると、シンプルなメタルフレーム。ですが、クラシカルな風格を生んでいるのが“ミル打ち”と呼ばれる技。よ〜く見ると、フロントに1ミリ以下の細やかな点が連続して施されているんです。
通常メガネのミル打ちは、設計データをもとに金型のマスターに機械で打刻するのが主流ですが、アイヴァン 7285は熟練の彫り師による手彫りのマスターを使用。そのため微妙にバラつきのある点となり、アンティークのような味のある風合いを生み出しているんです。しかもフロントの裏側まで同様にミル打ちを施すというこだわりよう。
出来栄えを左右するバフ掛けも抜かりなし
手間もコストも倍かけて、一切抜かりのないデザインに仕上げているんですね。技巧は凝りに凝りながら、見た目はスマート。こんなの日本の鯖江でしか作れない! というわけで、世界のメガネ通を唸らせているのです。
EYEVAN 7285[アイヴァン 7285:福井]
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福井・鯖江で製造する同ブランドでも、とくに海外で人気のモデル。1900年代初頭のメガネに見られるフルビュー構造をベースにした、智が高い位置についたデザインが特徴だ。チタン板のプレス一体成型で耐久性も文句なし。4万7000円。(アイヴァン 7285 トウキョウ)
①ブリッジとパッドが一体の“マンレイ”技法 ②智を高い位置に設定した独自性あるデザイン ③レンズ留めのネジは鼻裏にすっきり格納
彫り師の高度な技が映える超繊細ドット柄!
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。