ハワイと言えばビーチと観光? いやいや、伝統に根差したハワイアンカジュアルを知らずして彼の地は語れません。その魅力を誰より知る男が本気で作る、渾身の洋服。夏を全身で楽しみたくなる、素敵なロコ服のお話。

現地の工場を引き継いで生まれる真のロコ服
―LANI’S General Store デニスさん・談

当時、働いていたブランドのハデな色のシャツが正直に言うと恥ずかしかったんです。だけど、そこで色柄の楽しさを知ったし、みんなと違うことが面白いんだと思えるようになりました。

僕がハワイで最初に働いたのは、サーフライン ハワイ/ジャムズワールドという、1964年創業のホノルルのアパレルメーカー。でも、いざ渡って初めての仕事はゴミ集め。

ただ、つまらなかったかと言うとそうでもなくて、スタッフはみんなよく喋るし、笑わせてくれたり差し入れをくれたりと、とにかく笑顔にあふれているんですよ。右も左もわからず結んだ雇用契約でしたが(笑)、少しでも長くハワイにいたいと思いました。

その後、グラフィックデザイナーとして数年働いた後、日本に戻ってデザイン会社を起こし、夜間と週末は服飾の学校に通いました。だけど、温暖な気候と自然が忘れられず、家族とハワイに移住することを決めたんです。

そして再びハワイへ戻り、工場を閉めるという現地の友人からミシンなどの機械類を買い取って立ち上げたのが、当現地の工場を引き継いで生まれる真のロコ服ラニーズ・ジェネラルストアというアトリエを併設したお店です。

ラニーというのは、ハワイの言葉で“天国”という意味。私もスタッフと一緒に手作業で裁断、縫製しています。特にこだわっているのはアロハシャツ。日系移民とも関わりが深く、最初に作ったのもアロハでした。

ハワイの縫製業も、職人の高齢化などによって今では衰退しています。だからこそ、もう一度メイド・イン・ハワイを盛り上げ、次の世代につなげていきたいんです。

アロハシャツ
アロハシャツ 120ドル(カネトミ)

食べ物のように、服の産地にもこだわってほしい。やっぱりアロハシャツは、メイド・イン・ハワイであってほしいじゃないですか。あとはトロピカルウールのイージーパンツ。もともとこれを縫製していたのが、私が引き継いだ工場なんです。

今は、お昼休みに近くの海でサーフィンをするのが毎日の楽しみ。ハワイの特権ですよね。リフレッシュしてから仕事に戻るのはとても気分がいいし、効率も上がるんです。こうやって、天国のような島で大好きなモノ作りができていることに、心から感謝しています。

LANI'S General Store ディレクター デニス金子さん

LANI’S General Store ディレクター
デニス金子さん

1977年生まれ。LA生まれの日本育ち。ルーツでもあるアメリカでの暮らしを志し、40歳でハワイへと移住。現在は8歳の息子さんとのスケートパーク巡りが休日の楽しみ。

 

本物のロコ服はココで!

LANI’S General Store
[住所]1320 Kalani Street. #205, Honolulu,Hawaii 96817
[営業時間]9:00~16:00
[休日]土・日曜 
[URL]lanisgeneralstore.com/ ※商品は日本でも問い合わせ可。

パンツ
スレファオルのパンツ 200ドル。(カネトミ)

ロコ直伝! ガイドブックに載っていない名店

HA LONG PHO NOODLE HOUSE

HA LONG PHO NOODLE HOUSE

「現地住民が通うワイアカミロ・ショッピングセンター内の本格ベトナム料理屋さんです。こういう多国籍なところもじつはハワイの魅力。Begin本誌編集長ミツキさんとも、一緒にフォーを食べた思い出のお店です」(デニスさん)
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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