特集・連載
時計の名門リップがフェラーリとまさかのタッグ!?
おいしい時計グランプリ 時計の価値は値段じゃ決まりません。機械やデザイン、ストーリーに痺れる確固たる要素があり、周囲からも「そうきたか!」と褒められる。そんな時計が本当に“おいしい”んです。それを実証するのが今特集。愛着持って使える時計が見つかります! この記事は特集・連載「おいしい時計グランプリ」#11です。
コラボ乱発の時世にあっても、他を圧倒するほどの逸話を持つスペシャルタッグがまさかの復刻。老舗の威光を振りかざすチャンス!
伝説的タッグがまさかの復活!?
時は1950年代。リップ創業者の孫であるフレッド・リップ氏は大の車好きで、愛車フェラーリ410スーパーアメリカのダッシュボードをイメージして、名機“ラリー”をデザインしました。
これはそんな伝説的モデルの復刻版。異業種コラボは今では珍しくないですが、オフィシャルでないとはいえ、フェラーリとリップのタッグなんてもう最強すぎでしょ!
モータースポーツ然とした顔立ちに古臭さは微塵もなく今の装いともシンクロ率高し。車好きと時計好きの双方に響くモデルなんてそうそうありませんよ。
LIP[リップ]
ラリー シルバー(径38mm)
ドライブ時に着用することを想定して開発された名作クロノが、半世紀以上の時を経て復活。チェッカーフラッグを想起させるカラーリングをはじめ、細部の意匠まで忠実に再現されている。クォーツ。SSケース。カーフベルト。5気圧防水。3万2000円。(DKSHジャパン)
フェラーリ410のインパネをオマージュ
曲線を多用した個性派ダイヤルは、1956年に発表されたフェラーリの名モデルのダッシュボードをイメージしてデザインしたとされる。
コチラもレーシングオマージュ
JACK MASON[ジャックメイソン]
レーシングシリーズ JM-R402-003(径40mm)
米国発の人気ブランドからも、右と同じ1950年代のスポーツカーから着想を得たモデルがラインナップ。レーシングカーのインパネを思わせる積算計の色合いが個性的。クォーツ。SSケース。カーフベルト。10気圧防水。3万3000円。(マーサインターナショナル)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。