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素材感に加え価格も◎! USメイドの新ブランド「カルベリーズ」謹製チープシックのお手本T
お値打ちモノgram 作り手の思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします! この記事は特集・連載「お値打ちモノgram」#17です。
素材感に加え価格も◎! チープシックのお手本T
カルベリーズの杢T
綿花の栽培、紡績、編み立て、仕上げまでの全工程を米国内で仕上げている正真正銘のアメリカT。日本人向けに少し細めに作られたシルエットも嬉しい。何枚も揃えたくなる、スタンダードTだ。全10色。各3900円。
杢Tを超えた、コクTと呼びたい深き杢の味わい
米国ヴィンテージ調のTシャツにときたま見られる3種混(トライブレンド)の生地。
完全USメイドを貫くカルベリーズのTシャツもこのトライブレンドを使っていますが、これ、実際はどんな素材かご存じ? 名前の通りポリエステル50%、綿38%、レーヨン12%と3つの糸が使われ、それぞれを混紡して撚糸にし、編んだもの。’70年代に大手スポーツメーカーがこぞって採用したもので、くったり柔らかな素材感で動きやすく&気持ちいい。また細かな杢感も出ます。で、この「杢」感もヴィンテージTっぽさの重要キーワード。コレは木目のような細かな表情の色合いの生地で、濃淡2色の糸を撚り合わせることで生じる細か~な色差から生まれます。
カルベリーズが凄いのは、同じTシャツでも杢感を出すためにグレー、ネイビー、インディゴ各々で染色方法を変えてる点。各色において杢感のコクが最大に味わえる調理をしてるんです。こいつぁすぐにでも着たい!な新人ですな。
♯縫製にもこだわりあり
米国の一般的カットソー工場は単純なカバーステッチのミシンのみを備えるところが大半。だがカルベリーズの工場は写真のフラットシームが縫えるミシンも完備。味と品質が両立される。
♯Vネックも
クルーのほかVネックも展開される。グレー、ブラック、ライトネイビー、ダークネイビー、クリーム、レッド、ロイヤル、グリーン、インディゴ、オフホワイトの10色。各3900円。
米国Tのニューカマーは全10色展開。そして色ごとに杢感が強くなるよう、染め方を変えているんです。細かすぎる○○選手権に出られそうな偏執的なこだわりですが、服好きには確実に伝わる圧巻のこだわりに度肝を抜かれました。
▼グレーは → 糸染め
▼インディゴは → 二浴染め
▼レッドは → ポリ染め
グレーやブラックは編んだあとにしっかり杢感が出るよう、深く染まる糸染めで色を出して杢を表現。他の色は製品染めで、ポリ染めといってポリエステル糸だけ染まる特殊な染めで色差=杢感を出している。ただしインディゴのみソリッドな二浴染めで杢感を消した。
♯トライブレンド ♯メイド・イン・USA ♯細かすぎるこだわり
(問)トップウィンジャパン ショールーム
TEL.03-3406-6001
URL.http://www.topwin.co.jp/
※表示価格は税抜き