特集・連載
定番アイテムこそ東西で差が!? ラコステのポロシャツ人気の傾向と着こなし方
令和な今、改めて知りたい「関東 VS 関西」 もはや情報の差がなくなったインターネット社会。にも、かかわらず根強く残っているのが東西でのカルチャーの違いです。そこにはマジメな話や爆笑もんの理由だったりが隠されており……そこでオールジャンルをピックアップ! 令和の今、改めて知っておきましょう。 この記事は特集・連載「令和な今、改めて知りたい「関東 VS 関西」」#03です。
みんな持ってる安心感たっぷりなコーディネートの味方、定番ウェア。ただ着こなしは東西で違っていたりするんです。そこでラコステのポロシャツをセレクトして二十数年という、ユナイテッドアローズ東西のショップの着こなし方、人気の傾向をユナイテッドアローズの五十嵐さん、井上さんに聞いてみました。
ユナイテッドアローズ 銀座店 セールスパーソン
五十嵐俊博さん
各都内ショップスタッフを歴任し、2年前より銀座店に在籍。最近の趣味はランニング。
ユナイテッドアローズ 心斎橋店 セールスパーソン
井上雄樹さん
心斎橋店のベテランスタッフ。モデルのような高身長で、コーディネートに定評があり。
定番の持ち味をどの方向へ伸ばすか?
我らが定番、ラコステのL1212。ただ東西における今どきの人気カラー、取り入れ方がおもしろい!
まず関東では黒が一番人気。ユナイテッドアローズ銀座店の五十嵐さんによると、「今季は都会的でモードな着こなしを提案しています」。実際にスタッフコーデを参考に、黒を選ぶお客さんが多いそうです。
関西では品よく色鮮やかなコバルトブルーが人気。心斎橋店の井上さんは「差し色にもなるブルーを、ジャケパンのインナーに使ったりオーセンティックに着こなすのが気分」とか。
ド定番でも東西が違えば、着こなし方、雰囲気がだいぶ違ってくるんですね~!
(左)関西で人気のコバルトブルー(右)関東で人気の黒
LACOSTE
ラコステのポロシャツ
ポロシャツの代名詞、L1212をベースにしたUA別注。袖を1cm長くしていて、より大人っぽい印象で着られる。鹿の子素材にアイスコットンを使い、涼感ある着心地もこれから嬉しい。1万5000円。(ユナイテッドアローズ 銀座店)
東は定番をシックに加速
ONでも使えるブラックが人気
五十嵐俊博さん
長年愛用していてさまざまな色を持っていますが、最近は黒をミニマルな色使いで着たい。黒はビズポロとして買われる方も多いですね。続いても白、グレーとモノトーンが人気。品のいいラコステはオンオフ兼用でも好評です。(五十嵐さん)
西は定番力をさらに加速
差し色になる美しいコバルトブルー
井上雄樹さん
今季は美しいコバルトブルーが一番人気。一枚でも絵になるし、僕らとしてはオーセンティックなジャケットスタイルを涼やかに見せる着こなしに注目。紺ジャケ、チノに革サンダルでヒト捻り加えた、“心斎橋プレップ”です。(井上さん)
インディビも東西に差があり
INDIVIDUALIZED SHIRTS
インディビジュアライズド シャツのシャツ
シャツの定番、インディビはカスタムメーカーだけに、半袖シャツの支持にもたしかな個性が。ともにゆったりめのアスレチックフィットだが、東はリネンの開衿で、無地でも素材、色使いの細かな妙味が。
対して西は柄モノが人気。なかでも大人びたダークトーンのマドラスが一番だとか。各2万5000円。(メイデン・カンパニー)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。