特集・連載
ネイティブアクセサリーの基本の技法&起源をサクッとおさらい!
ネイティブアクセ名鑑 男のド定番アクセですが、ぶっちゃけお店に行っても「どれがどの作家かわかんね~」なんてアクセクした経験ありますよね? アーティストをABC順で紹介しつつ、得意技も解説するから迷わず欲しいに直結♪ A級保存版のサクセス図鑑です。 この記事は特集・連載「ネイティブアクセ名鑑」#19です。
ネイティブアクセは基本の技法と起源を知ることで、作品を観る目も鍛えられるもの。あやふやな人もサクッとおさらいしましょう!
技法その【1】スタンプ
ナバホ族由来のネイティブアクセのもっとも原始的な装飾。紋様を刻んだたがねをシルバーに打ち付けてデザインする。深くて力強い、繊細でキレイなど、作家ごとに特徴がある。
技法その【2】インレイ
ズニ族が得意とする、石や珊瑚などを細かくカットしてジュエリーにセットする技術。繊細で根気を要する。メキシコのアステカ文明の遺跡にも類似した技法が見られたとか。
技法その【3】オーバーレイ
2枚のシルバープレートを重ねる技法。上のプレートはデザインを描いて糸鋸で切り抜く。下のプレートは図案を浮かび上がらせるため酸化させ黒くする。1947年頃ホピ族が考案。
【起源】ネイティブアクセサリーの祖の一人
ナバホ族のスレンダー・メーカー・オブ・シルバー
19世紀中頃に、入植者のスペイン人やターコイズを身に着ける習慣があったメキシコ人との交流により、銀細工を学んだとされるナバホ族。最初の作家の一人として記録されているのが、スレンダー・メーカー・オブ・シルバーだ。
彼から親族へ、そしてズニ族やホピ族など他の部族へと徐々に技術が伝承され、ネイティブアクセは発展していったといわれる。現在でもスタンプワークが基本で、アクセはバングルを制作することがベーシックだ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。