特集・連載
作家別・ネイティブアクセ名鑑【P】
「パット・プルイット」「パトリシア・ベドニー」「ペリー・ショーティー」「フィルバート・ポセイェスヴァ」~ネイティブアクセの巨匠たち(14)
ネイティブアクセ名鑑 男のド定番アクセですが、ぶっちゃけお店に行っても「どれがどの作家かわかんね~」なんてアクセクした経験ありますよね? アーティストをABC順で紹介しつつ、得意技も解説するから迷わず欲しいに直結♪ A級保存版のサクセス図鑑です。 この記事は特集・連載「ネイティブアクセ名鑑」#14です。
メタルスミスが生むカッティングエッジ!
右/バングル12万円、左/バングル5万8000円(以上、ドゥーバップ)
Pat Pruitt
名前:パット・プルイット
部族:ラグーナ族
チタンの一種、ジルコニウムを使った作品で、最大級のネイティブ品評会、SWAIA2017でベストオブショーを受賞。米国ではカッティングエッジ(最先端)ジュエリーと大人気だ。
ホールマーク:
得意技:ジルコニウム使い
硬いジルコニウムをCADでデザイン設計
燦然と夜空に輝く一つ星を表現
上/リング4万1800円、下/リング3万7800円(以上、ロフトマン コープ 梅田)
Patricia Bedonie
名前:パトリシア・ベドニー
部族:ナバホ族
人気作家の兄弟、ロン・ベドニーとともに不動の地位を確立。ファインラインのスタンプから生まれる、ナバホ伝統のモチーフ、サンバーストを応用したスターバーストが目印だ。
ホールマーク:
得意技:スターバースト
サンバーストに14金のスターをON
別格の存在感を放つ生粋のオールドスタイル
右/バングル68万円、左/バングル42万円、下/リング78万円(以上、ロングブランチ)
Perry Shorty
名前:ペリー・ショーティー
部族:ナバホ族
1920~’30年代のナバホジュエリーを蘇らせる巨匠。歴史を研究し、当時の作家と同じく道具を自作、銀貨を溶かし材料のシルバーにするなど、オールドスタイルをとことん追求。デザインはシンプルだが、圧巻の存在感だ。
ホールマーク:
得意技:オールドファースト
ネイティブアクセ界に衝撃を与えた傑作
右/バングル29万8000円、左/リング5万円(以上、ロングブランチ)
Philbert Poseyesva
名前:フィルバート・ポセイェスヴァ
部族:ホピ族
12歳からアクセ制作を始めたホピジュエリー界の大御所。その代名詞が1980年代初頭に考案した斬新なジグザグデザインだ。作品はすべてが一点モノで、そのレア度はツチノコ級。
ホールマーク:
得意技:ジグザグデザイン
唯一無二のフォルムにオーバーレイ技法が光る
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。