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BRISTON ブリストンのクラブマスターGMT

ブリストンのクラブマスターGMT

初春の令月にして気淑(きよ)く風(やわら)ぎ……なんて古の歌人も詠んでいる通り、四季折々まったく違う色彩を帯びるのが、この国の美しいところ。だから古来から日本人は色に敏感だったのかもしれませんね。

そしてそのDNAは248番目の元号を生きる我々にも脈々と受け継がれてます。だって夏に時計で色を差す、な〜んて雅なテクを駆使しちゃってるんですからっ! そうです、夏=Tイチ=時計が大事って式は、服好きなら頭に刷り込まれてるはず。

ってことでコイツの出番。2013年にデビューしたばかりの新鋭なんですが、特徴はフランスの美意識を反映した色使いにあり。赤青ベゼルにカラーストラップ、なんていかにも夏に効きそう……ですが、これだけなら類似品は見受けられます。

違いを生む理由は、それに加えてかのマツケリ社製アセテートをケースに採用してるってこと! 同社は眼鏡生地において世界ナンバー1の品質&シェアを誇る名門。

独自のブロック製法で作られたアセテートは、透き通るほど鮮やかな発色が特徴で、名だたるブランドから引く手あまたの名素材として知られています。

夏の日差しに照らされたときの艶やかな姿は想像に難くないはず。まさに夏の色差しに最良の一手といえるでしょ。

ただ、色にだけこだわる色ものじゃないのも今作の凄いところ。ケース形状を1920年代に一世を風靡したスクエアカンバード型に型取ったり、GMT機能付きの自動巻きムーブを採用したりと、時計好きも満足させる意匠がしっかりちりばめられてるんです。

ビギンは平成を通して時計を追いかけてきましたが、時代が変わってもその姿勢は不変。令和一発目に今作を紹介し、その決意をお伝えした次第です。
 

ケースは同じものが2つとない一点もの

BRISTON ブリストンのクラブマスターGMT 一点もののケース

伊・マツケリ社に別注したオリジナルのアセテート生地は、艶やかで透明感のある発色が特徴。これを時計用に一枚一枚削り出して作ったケースは、柄がすべて微妙に異なる一点もの。カブリを嫌うモノ好きにはたまらない。
 

ベルトはNATOストラップで全33色もあり(驚)!!

ナイロン製ストラップは、単体でも購入可能。とても全部は掲載できないほど豊富なカラバリをラインナップしているので、複数揃えて着け替えるのもよし! 幅20mm。各3500円。
 

一番のBASICデザインは“2つ目クロノ”

最定番の2つ目クロノにもマツケリ社のアセテートケースを採用

最定番の2つ目クロノにもマツケリ社のアセテートケースを採用。夏に効く利点は変わりなし。すべてクォーツ。径40mm。左/3万5500円。中/3万5500円。右/3万8000円

 

BESTな夏差し時計の例は(れいわ)……

BRISTON ブリストンのクラブマスターGMT

名だたるブランドで経験を積んだブリス・ジュネ氏が、2013年にフランスで創業した新鋭。ブランド初となるGMTは限定モデルにつき個数も限られるため、希少性も高い。赤×青ベゼルを含め4色展開で、それぞれSSケース版もあり。自動巻き。径42mm。16万5000円。6月中旬発売予定。

(問)アンバイPR
☎ 03-6434-0709
https://www.unby.jp/
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年7月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/黒澤正人

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