特集・連載
“型”破りなチェンジでいつもと変わった印象に! いつものブランドのマイナーチェンジに注目です。
人気ブランドのうまいな~チェンジ 基本的には今までの定番をベースに、変わったのはほんの少し。でも「微差こそ大差」に繋がるというのは定番&服好きの常識っしょ。今季もあります、食指をそそる美味し~いマイナーチェンジの数々。その巧味なレシピに迫りました。 この記事は特集・連載「人気ブランドのうまいな~チェンジ」#01です。
「“型”破り」とは文字通りこれまでの定番アイテムのパターンを変更すること。ただし今までのいいところは残しつつで、大事なのは時代の気分にフィットさせること。ちょっと変えでこんなに印象激変!
6年ぶり改良でフィットも“完璧”に!
STEVEN ALAN
スティーブン アランのリバースシーム“パーフェクトシャツ”
第2ボタンから第1ボタンにかけて捻った状態で縫製(リバースシーム)することで、左右対称な衿の開きが生まれる“パーフェクトシャツ”がワイド化! 肩幅が約6cm、着丈で3cmと明確にワイド化し、肩にシワが入らないように設計を調整しているのです。
あの捻った衿は元々製造段階でのミスで、偶然の産物だったそうだけど、今回は意図して計算した結果の今どきフィット。上手いな~。1万6000円(スティーブン アラン トーキョー)
ボタンを開けてインナーチラ見せ
スティーブン アランのシャツ上記参照。アルモリュクスのカットソー6800円(エリオポールメンズ銀座) フィル ザ ビルのパンツ2万3000円(フィル ザ ビル マーカンタイル)
完璧なまでに美しい“左右対称の開き”はそのまま
2013年11月号掲載
ヒネリの利いた「今」のNYアメトラ
(steven alan/スティーブン アラン)
Since 1994/America
スリム&大人っぽくテーラード化!
ENGINEERED GARMENTS
エンジニアド ガーメンツのNBジャケット
いい意味で土臭さムンムンだった定番ベッドフォードジャケットとの違いは、①シルエットがシェイプされやや細めに変更された、②肩部分に内側から入っていた補強ステッチがない、③袖がボタン付きの切羽仕様になった
――と、ワーク然としたディテールからきもちテーラード寄りに変身、いい意味でクリーンな、また新たな印象へと生まれ変わった! だからモデル名もニューベッドフォード。4万4000円(エンジニアド ガーメンツ)
肩口の補強ステッチがないからスッキリ。ウエストもシェイプされてスマート
密に織られたハイカウントツイルの光沢も◎。エンジニアド ガーメンツのジャケット上記参照。ユナイタスのカットソー1万8000円(スタディ ショールーム) ウィークの帽子4900円(シーアトリエ) ビームス プラスのパンツ1万5000円(ビームス プラス 原宿)
アメカジを凝縮したカリスマNYブランド
(ENGINEERED GARMENTS/エンジニアド ガーメンツ)
Since 1999/America
70年代の名作が春コート仕様に
THE NORTH FACE PURPLE LABEL
ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのミッドウェイト65/35マウンテンコート
ベースは右の65/35マウンテンパーカ(3万3000円)。商品名で明らかなように、まずは思い切ったロング丈へと変身。
また1970年代当時の耐水速乾素材だった65/35ベイヘッドクロスは、新作ではポリエステル65%、綿35%の比率は変えずにやや軽いものにチェンジし、逆にマウンパには生地に撥水加工を施し、よりアウトドア顔に。身幅も丈に合わせ約14cmワイド化とは、どっちもうまいな~と。3万7000円(ナナミカ マウンテン)
シルエットもワイドに変身。ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのコート上記参照。マニュアル アルファベットのシャツ9200円(エムケースクエア) サンディニスタのパンツ1万6000円(トゥー・ステップ) パラブーツの靴6万5000円(パラブーツ青山店)
名手ナナミカのアレンジで山から街へ
(THE NORTH FACE PURPLE LABEL/ザ・ノース・フェイス パープルレーベル)
Since 2003/Japan
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。