特集・連載
意外!? 忙しい朝こそスキンケアはテキトーがちょうどいい
男のコスメルネッサンス デニムやレザーが手入れした分だけイイ感じになる。肌もしかり。上質なコスメを使ってちゃんとケアすれば、確実に結果を感じられるんです。さあ、イイ男への最短ルートをご案内しましょう! この記事は特集・連載「男のコスメルネッサンス」#01です。
テキトーこそがスベスベ肌の近道に
朝のスキンケアはテキトーでいい。なぜなら就寝前に入浴した場合、肌はそれほど汚れていないから。むしろ顔や体を洗いすぎると、肌の健康を保つのに必要な皮脂や潤い成分までもが取れてしまい、結果肌が乾燥して荒れてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。
顔はしっかり洗顔料を泡立ててから、泡でサッと肌を撫でるようにするだけで十分。それでも潤い成分は不足しがちなので、保湿をすること。
テカリ肌も同じ。オイリー肌のおもな原因は潤い成分の不足、つまり乾燥に肌が反応して過剰に皮脂を分泌するため。ゆえに洗顔は優しく、かつ保湿は念入りに。
朝シャワーも同じ。スポンジなどでゴシゴシ洗う必要はなく、シャワージェルで軽く手洗いするだけでOK。むしろ、体に香りをつけるくらいの意識でイイんです。
つまりテキトーが適当というわけ。汚れを落とすより、必要な皮脂や潤いを損なわないことが肝心。これを心掛ければ、肌はびっくりするくらいスベスベになりますよ。
TO DO 1:洗顔
起き抜けの肌は撫でるように洗う
洗顔のコツは“泡”。洗顔料をしっかり泡立てて、泡を肌にのせて撫でるように洗う。テカリが気になる部分でも指でゴシゴシは×、指が肌に触れないくらい優しいタッチで。すすぎも念入りに。湯が熱すぎると必要な皮脂や潤いまで流れてしまうため、ぬるま湯か水で。
汚れは取れるのに洗い上がりはしっとり
Of cosmetics
オブ・コスメティックス
クレンジングオブスキン・01 スタンダード
撫でるように洗うだけで、天然クレイ入りの泡が毛穴の汚れまで除去。保湿効果成分セラキュート-Lと清浄効果のある海ソルトで洗い上がりはしっとり。髪や体も洗える。220g 3000円(オブ・コスメティックス)
基本のキ「洗顔3ステップ」
1.洗顔
↓
2.化粧水で水分補給
↓
3. 美容液or美容クリーム
洗顔で肌表面の汚れを落とし、化粧水で水分を補給する。ただ、化粧水のみだと水分が蒸発してしまい肌が乾燥してしまうため、美容液や美容クリームを塗って、潤い成分と栄養をチャージしつつ水分が逃げないよう蓋をする。これがスキンケアの基本の3ステップだ。
TO DO 2:潤い補給
アロマの潤いを頭からつま先まで
洗顔後は化粧水、美容クリームor美容液で潤い成分を補給するのがスキンケアの基本だが、手早く済ませたい朝はこの一本が役立つ。ラベンダーなどの上質なエッセンシャルオイルが配合されたボディオイルは、顔を含め、髪や手など全身の保湿に使うことができる。
全身を潤いで包む超万能ボディオイル
AVEDA
アヴェダ
ストレス フィックス シリーズ ラベンダー コンポジション オイル
オーガニックのラベンダー、クラリセージなど肌を整え心を解きほぐす、上質なエッセンシャルオイルを贅沢ブレンド。お風呂に垂らしてアロマバスにも使える。さらりと軽い使い心地も男好み。50ml 3800円(アヴェダ)
さらに肌荒れが気になる人は栄養補給が必須!
カサつきや小ジワ、くすみなどの肌荒れが気になる場合、潤いに加えて栄養を補給できる美容液の投入が◎。潤いと栄養をチャージしつつ、エイジングケアや日焼け止め効果もある高機能美容液は、一本持っていて損はない。洗顔後、化粧水などで肌を整えてから使おう。
日焼け止め効果もある肌のエナジードリンク
CLINIQUE FOR MEN
クリニーク フォー メン
SE ハイドレーティング コンセントレート25
肌の奥まで潤いをチャージしつつ、気になるシワにアプローチ。さらに紫外線やブルーライトといった環境ストレスから肌を防御する。軽くベタつかないテクスチャーも男好み。48g 8100円(クリニーク お客様相談室)
TO DO 3:香り
洗うのではなくカラダに香りをつける
朝にシャワーを浴びる場合は全身の汗を流しつつ、シャワージェルの泡でワキや首の後ろなどニオイの気になる部分を手洗いするだけで丁度いい。香りのしっかりしたシャワージェルなら、香りづけの効果も。香料が水と溶け合い、香水よりも香り立ちがまろやかに!
ロイヤルな香りと細やかな泡立ちが魅力
Molton Brown
モルトンブラウン
バス&シャワージェル
英国王室御用達ブランドから。しっとり系の香りなら、タバコアブソリュート、レザー配合の温もりのあるウッディノート(左)を、爽やかな香りが好みなら、サイプレス(糸杉)が香るマリンノート(右)が◎。300ml 各3600円(モルトンブラウン ジャパン)
基本のキ「そもそもシャワージェルって?」
ボディソープは……
ボディソープもシャワージェルも同じ液体石鹸だが、使い心地が少々異なる。前者は肌の汚れをしっかり落とすために泡立ちがよく、洗い上がりはさっぱりするものが多い。スポンジなどにつけて体を洗うのに向いている。
シャワージェルは……
シャワージェルはボディソープに比べ、泡立ちが細やかで洗浄力がマイルド。その分洗いすぎや肌を乾燥させる心配が少ないというメリットが。また香りのしっかりとしたものが多く、バスタブに入れれば泡風呂も楽しめる。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。