カバンの世界的中心地が作った渾身のバッグ
クリーザンのデイトリッパー ブリーフケース
日本海に近い兵庫県豊岡市が日本の鞄生産の中心地であることはご存じですよね?
その歴史は古く、奈良時代から始まる柳細工がルーツ。江戸時代には柳行李(コリヤナギで編んだ衣類を入れる箱型の入れ物)の生産が盛んとなり、大正時代以降はその伝統技術を基盤に鞄の生産地として発展しました。その歴史はなんと千年以上もあるわけですが、近年では安価な外国勢に押され気味。名実ともに聖地復権を目指している豊岡市で、2015年に誕生したのがクリーザンなのです。
これまではレザーやキャンバスを使った上品で大人な雰囲気のシリーズがメインでしたが、今回仲間入りしたのはナイロン素材を使ったデイトリッパーシリーズ。カジュアルな雰囲気でより幅広い層へアピールしていこうという狙いです。
しかし、ナイロン素材なのにやけに高級感があると思いません? それもそのはず、海外ブランドでお馴染みのイタリア・リモンタ社のデービスを使っているからなのです!
この珠玉のナイロンと一部にレザーを使い、レザーの鞄と同じ生産方法で職人が丁寧に縫製。かくして独特の艶と立体感が美しい、最強のナイロン製バッグが誕生したのです。
デイトリッパーシリーズは全部で6アイテムあるのですが、イチオシはこちらのブリーフケース。
表側に2つのジッパー付きポケットがあるシンプルなデザインで、17インチまでのPCを収納可能。ドレスコードのカジュアル化が進むビジネスシーンにぴったりの鞄といえましょう。
着脱可能なストラップ付きで、ショルダーバッグとしても活躍。カラバリはブラックとネイビーをはじめ、オリーブ、ベージュもあり。日本のブランドとは思えない“こなれ感”に注目あれ! W40×H31×D7cm。各2万3000円。
(問)クリーザン(コニー)
☎ 0796-23-6345
http://www.creezan.com/collection/series/daytripper
※表示価格は税抜き
文/トライアウト