“幻”のネルソンクロックは値段もかわいい♡
ヴラィトラのセラミック クロック
ミッドセンチュリーの時計といえばネルソンクロック。ツウ好みといえばセラミック クロックだ。’50年代初めにデザインされるも製品化には至らなかったプロトタイプをスイスの家具メーカー、ヴィトラが再編集し、製品化。見た目もかわいければ、値段もネルソンものではチャーミング。各3万7000円。(ハーマンミラーストア)
ラッセル・ライトデザインなら、バウアーポッタリーもこんなに上品だ!
アメリカ陶器代表
ラッセル・ライト バウアーポッタリーのアメリカンモダン
’20~’50sを代表するデザイナー、ラッセル・ライトの「アメリカンモダン」をバウアーポッタリーが復刻。“食器とピクニックの紙皿の中間”を表現した、上品かつレトロポップな雰囲気がイイ!
ソルト&ペッパー2個セット 6800円、アラジンティーポットから時計回りに、1万5400円、6300円、5800円、7200円、6800円。(セル ストア)
日本の名作椅子の故郷はアメリカだった!? ……という話
日本の名作椅子
天童木工のバタフライスツール
蝶が羽を広げて飛んでいるようなフォルムが、その名の由来。MoMA、ルーブル美術館でパーマネントコレクションとして所蔵されている。4万7000円。(天童木工お客様相談室)
イームズのシェルチェアに、伝説の“エレファントハイドグレー”が復活していた!
ヴィンテージ市場ではウン十万円!!
ハーマンミラーのイームズシェルチェア
この色まさか!? そう、イームズの代名詞、シェルチェアが誕生時に作られた色は3色。そのなかの一つが、淡い黒のエレファントハイドグレー。そんなイームズファン待望のヴィンテージカラーが復活! 当時も非常に調合が難しい色で、チャールズ・イームズが「気持ちのこもった黒」と表した伝説の色だ。6万4000円~。(ハーマンミラーストア)
シェルチェア誕生時に存在した“気持ちのこもった黒”
1954年に生まれた名作スツールのルーツとは?
答えは今ご紹介したばかり。そう、イームズです。作者の柳 宗理が米国滞在時にイームズを訪れた際、出世作である成形合板で作られたレッグスプリントと出会い、柳はこの技術に衝撃を受けて帰国。それからビニールシートを板に見立て、何か作れないかと試行錯誤しているうちに完成したのがバタフライスツールなのだ。へぇ~。
柳 宗理
1915~2011年。戦後日本の、インダストリアルデザイン発展の最大の功労者。ユニークな形態と実用性を兼ね備えた作品で知られる。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。