30年経つのが楽しみすぎる! トレンチなのにエイジングするってマジ!?
服ってマジで楽しい……。機能性やコスパが重要視される昨今において、“ホンモノを着る高揚感”を呼び起こしてくれたのが、コチラの茶綿トレンチです。力強いハリコシが生む、この男らしさを是非、ご覧あれ!
AUBERGE/オーベルジュのBELMONDO
ベースは、誰もが知る有名英国ブランドが’60年代に製作したユニセックストレンチ。デザイナーにして蒐集家の顔ももつ小林 学氏が、当時の鎧に包まれるような着用感を求め辿り着いたものです。
と、“男の永世定番コートを再構築した”と思うかも知れませんが、凄まじいのはココから。手摘みしたオーガニックの茶綿を染めることなくそのまま紡績し、高密に打ち込んだ、タフなウエポン生地を使用しているのです。
すなわち、ヌメ革のごとく着込むほどに色濃くエイジングしていくってワケ。“コットンに経年変化”を求めたことってありました?
さらに、レザーパーツがヌメ革という遊び心も超巧妙。定番服に奥深い情熱を織り込んだ“育てるトレンチ”なら、“服を着る喜び”も育んでいけると確信した次第です。
’60年代の英国を代表するブランドのユニセックストレンチを基にしながら、肩幅をコンパクトに。クラシック感満点にして、野暮ったさがないのも最高♡
イートウツのシャツ3万8000円(エディフィス 新宿) センスオブプレイスのパンツ4900円(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店) クラークスのシューズ2万3000円(ビームス 原宿) イレステーバの眼鏡2万8000円(ブリンク外苑前)
オーベルジュのBELMONDO
原種に近い茶綿を、無染色で紡績。赤みがかった独特のベージュ、強いハリコシに英国ミリタリーの薫りが漂う生地を用いたトレンチだ。袖裏は共布、胴裏にはフランネルライニングを用いている。日本製。11万円。(ホワイト スロウガン)
ヌメ革のようにエイジングするオーガニック茶綿
ヌメ革を巻いたバックル
2000年代、スロウガンはBB10の常連だった
AUBERGE/オーベルジュ
ビギンでもお馴染み、ヴィンテージに造詣の深いスロウガンのデザイナー、小林 学氏が中心となって今季スタートしたブランド。最高の素材を用い、日本が誇る最高峰の職人技術をもって、ベーシックかつ特別な服を創造する。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。