次は“定番シャツ”の30年分の歴史を、当時のビギン誌面とあわせてサクッと振返ってみましょう! 最新だけでなく過去のトレンドまでおさえておけば、今日からあなたもシャツ通に……!?
1990~
「衿高至上主義」
1998年6月号
上着の衿から大きくハミ出るのが粋でした
1990年代半ばからドレスシーンを席巻したイタリアンクラシコブーム。それと呼応するかのように人気を博したのが、同じイタリア発信のロングノーズ靴やデカ厚時計、そして妙に台衿の高いシャツだった。
衿元に縦2連でボタンを装備した“ドゥエボットーニ”と呼ばれるシャツが人気を博したのもこの頃。ノータイでその衿をガバッと開けて着る輩が、六本木界隈を夜な夜な跋扈していた。
2000~
「ブルーシャンブレー」
2008年4月号
“青シャン”の万能ぶりにお洒落さんが改めて気づく
時期、ワークの匂いのするアメカジアイテムが大流行。その流れのなか、本誌がプッシュしたのがブルーのシャンブレーシャツだった。
理由は明解。織りのシャンブレー生地は、たとえシャツがワーク系のデザインであってもデニムシャツほど土臭くならず、上品なスタイルとも合わせやすかったから。
同時期に流行った美脚カーゴパンツとともに、ビギンくんの日々のコーデを支えた。
2010~
「バンドカラー」
2015年10月号
オックスBDに代わる新定番の地位を奪取
世の中にベーシックかつクリーンな着こなしが蔓延するに伴い、突如注目を集めるようになったのがクラシックなバンドカラーシャツだ。衿羽根のないスッキリしたデザインは装いに絶妙な抜け感をもたらし、全体の印象も確かに今どきに見せる。
てなわけで、本誌もド定番のオックスBDからの乗り替えを推奨。今じゃ、カジュアルからドレスまで多彩なバンドカラーが店頭を賑わすことに。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。