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ツールとして機能していた名品!職業別道具な服&靴今となってはファッションの定番として地位を築いた名品も、かつてはガチな仕事服として往時に活躍した道具といえる。ここでは一休みとして職業別に誕生&愛用されたウェアや靴を紹介。歴史や必然性から生まれたワークとしての機能を知れば、より愛着が深まるってモンです。

カウボーイ Cowboy
テキサスなどのアメリカ中西部にいる野生の食用牛を追い、育て、19世紀中頃にはゴールドラッシュに湧くカリフォルニアまで長旅で運ぶ牧童のこと。そもそも牛は17世紀にスペイン領だったメキシコから持ち込まれたため、衣服はスペイン文化とネイティブアメリカン文化が融合したもの。デニムはラングラーが定番だ。

カウボーイの服&靴の名品はラングラーの11MWZとレッドウイングのペコスブーツ

乗馬に適した簡素で上品なディテール突起のない丸形リベットやハイウエストな腰回りなどの工夫は、すべて馬に乗った際のルックスを考慮。カウボーイは美を求めるのだ。

ラングラーの11MWZ3大ジーンズ銘柄の中で馬乗りに一番人気がココ

ラングラーの名作11MWZの復刻モデル。馬上でもベルトがずれないように7本のループを設け、鞍を傷つけないリベット。機動性を考えたスリムフィットがロデオやカウボーイに愛された。1万9950円。
(問)リー・ジャパンTEL03-5604-8948

201308_02_D_img01乗馬で屈んだ際に中身が落ちないよう、通常のジーンズよりもコインポケット位置を高めに配置しているのがラングラーの特徴なのだ。

足をかけやすいロングノーズ 乗る際の足がかりであり、馬上での安定性を高めるための馬具、鐙(あぶみ)につま先を通すため、ブーツのトウはやや細身で長い。レッド・ウィングのペコスブーツ鞍に引っかからないようにレースを省略&細身で仕上げた実用本位の機能美ブーツ

テキサス西部の町の名前を冠したペコスブーツは1953年に登場。カウボーイの仕事場である牧場をはじめ、農場や製油所等で働く多くのワーカーに愛されている。3万3810円。
(問)レッド・ウィング・ジャパンTEL03-5791-3280

ペコスブーツ拡大イメージ鞍にかけやすい細身で少し上向いたシャープなフォルムはファッション側面でも支持アツ。ソールは質実剛健なグッドイヤーウェルト製法を採用

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