[5位]2026年10月号 Begin Best10
もしも大戦モデルに黒デニムがあったなら…「レミ レリーフ」が実現した“幻のGジャン”
“黒(クロ)デニムの大戦モデル”がもしもあったとしたら……

レミ レリーフの大戦モデルジャケット(ユーズドブラック)
2025年春にスタートしたRRV(REMI RELIEF VINTAGE)シリーズの新作。サイズによらず着丈・袖丈がすべて同一、身幅だけを変えて展開されていた当時のパターンをそのまんま再現。このサイズバランスまで忠実に踏襲したレプリカは実は巷にほとんど存在せず、だからこそ誕生したシリーズだ。ブルーデニムは展開済で、新しく黒が仲間入りとなった。4万3780円。
虚構
ブラックデニムの大戦モデルなんてあったっけ……そう気付いた人は相当なヴィンテージ通とお見受け。ヴィンテージ加工の巨匠レミ レリーフが手掛けた本作は、往時のディテール、生地、縫製、サイズ感を徹底的に研究して生み出した一着です。
中でもシルエットにすら現代的な解釈を一切加えず、とことんオーセンティックなレプリカである点が特徴ですが、唯一のファンタジーがデニムの色。そう、大戦モデルの時代にはまだ、ブラックデニムのGジャンは流通していなかったんですよね。
お節介を失礼しておさらいすると、大戦モデルとはGジャンの元祖リーバイスのいわゆる1stタイプのうち、物資統制下にあった第二次大戦中に製造されていたモデルのこと。
胸ポケのフラップを省略、フロントボタンの数を削減など、簡素化されたディテールが特徴で、そんな時代のヴィンテージに、もしもブラックデニムがあったなら……という幻想を具現化したのがこの一着ってわけ。巨匠による虚構の一着は実に味わい深いのです。

ユナイト ナイン
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※表示価格は税込み
[ビギン2026年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
