中綿ナシでスッキリ見え!“薄軽MA-1”が今春の大本命アウター

待ちに待った春到来&恒例の春ファッション特集! ということで編集部一同張り切って臨んだものの、2026年のファッションはちと様子が違う!? というのも、数年前のような大きなうねりというよりは、様々なトレンドが乱立しているのが令和のファッション事情。今一度読者の視点に立ち返り、諸兄が抱えていそうなお悩みをまるっとレスキュー!
Q.ズバリ、この春一番の旬アウターって?
A.続々登場! “中綿抜き”の薄軽MA-1が大本命です
【スッキリ見えの短丈と新鮮な異素材が今年流】
アウターにトレンド感を求めるなら、まずは時流のシルエットを知るのが鉄則です。パンツは引き続きワイド型が人気の中心ですが、これまでのように全身ルーズではなく、上半身にはスッキリとした短丈を選んでメリハリをつけるのが今の黄金バランス。そこにオーセンティック回帰の気運もあって、アメカジの王道といえるMA-1が再燃しているんです。
その証拠に今シーズンは、冬のアイテムであるMA-1の中綿を抜いた薄軽なタイプが豊作。なかでも元来のナイロンとは違う、異素材で鮮度を高めたモデルが大本命に。
トラ、トラ、トラ! 強豪ひしめく激戦区に意外やアメトラの名門も参戦

マナベのシャツ4万8400円(HEMT PR) ジョン スメドレーのニット4万4000円(リーミルズ&カンパニー)タンジェントのパンツ3万9600円(タンジェント) オンデーズの眼鏡1万3800円(オンデーズ)
とりわけ代表格としてイチ推しするのが、J・プレスの新作です。上品なサテン生地、今どきのヌケ感がありながらもラフに見えない適度なゆったりフィットは、ミリタリー由来の男っぽさを醸しつつ、都会的な洗練も漂う大人な佇まい。アメリカントラッドの名門がスイングトップ代わりに提案するこれぞ、ビギン世代にズバリッな春の最旬アウターだと断言します!

J.PRESS ORIGINALS[J.プレス オリジナルス]
フライトジャケット
レーヨンの一種であるビスコース素材にコットンを掛け合わせたサテン生地は、シルクのような品のよいツヤと滑らかタッチ、柔らかなドレープを楽しめる一方、テカテカ&テロテロすぎない絶妙な風合い。また加工によりほんのりフェードした表情が、古着ライクなこなれ感を演出してくれる。7万7000円(J.プレス&サンズ 青山)
サテン地の上品なツヤで未だかつてない大人顔
新鋭や人気ショップからはリバーシブルも
高級超長綿の高密度生地から控えめながらも上質感が薫る
裏面は印象ガラリの爽やかなオフ白
Gurank[グランク]
ミリタリーブルゾン
2022年に始動し、ヴィンテージに着想を得たアイテムで好評を集める期待の国内ブランド。スーピマコットンの細番手糸を使ったモールスキン生地のこちらは、優しい肌触りと落ち着いた光沢が魅力。6万3800円(にしのや)
ヴィンテージ風味の表情と今どきシルエットで魅せる
裏面はツヤスベなポリエステルのサテン地
BEAMS[ビームス]
フェードボンバージャケット
粗野なコットンのカツラギ生地に、着古されたような色落ち加工をプラス。時流のワイド&ショートなボディに加え、太い腕回りと長めの裄丈がもたらす袖口の溜まりもトレンド感たっぷり。2万9700円(ビームス 原宿)
Q.でも再燃中のMA-1で周囲とかぶるのは嫌だ!
A.“中綿ナシ”の本家本元L-2Bで差別化を

レミ レリーフのスウェット1万9800円、イル ワンエイティのキャップ7920円(以上ユナイト ナイン) エイトンのパンツ4万9500円(エイトン青山)
淡色の単色でも単調に見えないさりげないクレイジーカラー

REMI RELIEF[レミ レリーフ]
66 ナイロンツイル L-2B
非常にタフな66ナイロンを採用しつつも、裏地を排した一重仕立てのため着心地は軽やか。パネルごとに微妙に色調が異なるワントーンのクレイジー仕様で、各ボタンにもエイジング加工が。5万600円(ユナイト ナイン)
米軍に納入していた実力派がクリーン&キャッチーに再編集

ALPHA INDUSTRIES[アルファ インダストリーズ]
L-2B NASA GENⅡ フライトジャケット
肩のエポーレットやポケットのフラップ、裾のジッパーフラップが排され、MA-1と酷似する後期型をオール白で再現。NASAや星条旗のラバー製パッチを飾ったカスタムモデル。3万5200円(アルファ インダストリーズ)

-10〜10℃向けに1950〜1980年代まで米空軍で支給された中綿入りのMA-1に対し、10〜30℃用として概ね同年代に採用されていた中綿ナシの飛行服。パッと見はMA-1だが、知っている人には“わかってる感”のあるチョイス。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
