【スニーカーに名を遺す人たち】知れば納得!定番スニーカー名の由来

【偉人たちのBESTキックス】
頂点を極めた音楽家、俳優、そして財界の重要人物たち――偉人の足元にはいつもスニーカーがありました。快適さゆえの選択か、もしくは反骨精神の表れか。愛用の一足を手がかりに、人物像や時代背景を読み解いていきます。なにより憧れのあの人と、おそろいの一足をゲットしてみてはいかがでしょうか!
色々なBESTを尽くして
スニーカーに名を遺す人たち[番外篇]
土地や技術、スポーツ大会の名前などスニーカーには様々な名称がつけられています。特に多いのが人名由来で、開発に関わった選手やデザイナー、アイコン的人物の思想や生き方が反映されています。定番スニーカー名の由来を知れば、いつもの一足がぐっと立体的に見えてくるでしょう。
派手なプレーと生き様がスニーカーに名を遺した

PUMA[プーマ]
ユニセックス クライドランドリー ボーイズ II
’70年代NBAのスーパースター、ウォルト・“クライド”・フレイジャーの愛称に由来する一足。氏は派手なファッションと卓越したプレーで知られ、プーマにとって初のバスケットボール選手によるシグネチャーモデルを実現した。スエード素材とシャープなフォルムは、当時のコート上でひときわ洗練された輝きを放った。1万6500円(プーマ)
一人の名前がカルチャーにバッシュの歴史的名作

NIKE[ナイキ]
ジョーダン ブランド ジョーダン 1
言わずと知れたNBAの伝説、マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルとして誕生する。登場当時、白基調のシューズしか許されていなかったリーグ規定に反するとして着用禁止された逸話が、逆に知名度を高めるという結果に。個人名がそのままブランドへと拡張していく起点となったモデル。1万8700円(ナイキ カスタマーサービス)
クッションと安定を追求したランシュー

asics[アシックス]
ゲルカヤノ 32
名前は開発者であるアシックスの榧野俊一氏に由来する。初代は1993年に登場した。当時のデザインは昆虫などをモチーフに進化。クッション性と安定性を重視した設計で、GELによる衝撃緩衝性が特徴。長距離走でも疲れにくく、初心者からベテランまで幅広く支持される。2万2000円(アシックスジャパンカスタマーサポート部)
テニスの王道として生まれ街に選ばれた白の完成形

adidas[アディダス]
スタンスミス
1970年代に活躍したアメリカの名テニスプレーヤー、スタン・スミスの名前を冠したモデル。もとはフランス人選手ロベール・アレのシグネチャーだったが、より世界的なスター性を持つスタン・スミスに変更された経緯が。クリーンな白レザーとヒールパッチのみの色使いが、テニス由来の機能美だ。1万3200円(アディダスお客様窓口)
勝利の名を背負いナイキの始まりを告げた

NIKE[ナイキ]
コルテッツ レザー
16世紀にアステカ帝国を征服したスペインの探検家エルナン・コルテスに由来する。1968年のメキシコオリンピックを制するという意味合いを込めたネーミングで、ナイキ黎明期を支えた。軽量でクッション性に優れ、競技用として生まれながらも、映画『フォレスト・ガンプ』での着用でファッション文脈でも人気になった。1万2430円(ナイキ カスタマーサービス)
現場で切られて名が生まれたスケート名品

VANS[ヴァンズ]
スケート ハーフキャブ
1992年に伝説的スケーターであるスティーブ・キャバレロのシグネチャーモデルとして誕生。元々はハイカットの「キャバレロ」だったが、スケーターたちが自ら履き口をカットし改造していたことから、ヴァンズが正式にローカット化することに。スケーターたちのリアルな現場での使用感が、名前に反映されたのだ。1万1550円(ヴァンズ)
足の負担を軽減するため自ら理想のシューズを設計

CONVERSE[コンバース]
ジャックパーセル
1930年代に活躍したカナダ出身のバドミントン選手、ジャック・パーセルの名前を冠する。つま先に入った“スマイル”と呼ばれる一本線や、三角が二つ並ぶヒールラベルの“ヒゲ”が大きな特徴。どこかユーモラスで親しみやすい表情が支持され、後にコンバースがブランドを引き継ぐ形に。1万6500円(コンバースインフォメーションセンター)
偉業を誇らず静かに語るミニマルな一足

adidas[アディダス]
ロッドラバー
1960年代に活躍したオーストラリアのテニスプレーヤー、ロッド・ラバーの名が由来。ラバーはグランドスラムを2 度達成した史上屈指の名選手で、その功績を称える形で誕生した。スタンスミスと同様、テニスシューズとしての高い機能性とミニマルなデザインが特徴的だ。静かな名品として長く愛されている。(アディダスお客様窓口)
※表示価格は税込み
[ビギン2026年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
