品と抜け感を併せ持つ「スニーファー」が大人気! 厚底派が増えた理由と選び方を伝授

【BESTスニーカー会議 2026】
多様化が叫ばれるこのご時世、スニーカートレンドも例外にあらず。かつてのような一強トレンドは鳴りを潜め、ジャンルをまたいで多種多様なトレンドが乱立する、いわば“スニーカー大洪水時代”を迎えています。そこで今回のビギンは「BESTスニーカー会議2026」と題して、各界からスニーカー有識者を召喚。スニーカー愛あふれるアツい会議を通じて、間違いのないBESTスニーカーを導き出します!
品と抜け感がJUST FITした
スニーファーが今の最適解だ!
ローファー顔にスニーカーソールを装着した靴、以前から増えてるなと感じてましたが……、今シーズンはまさに百花繚乱状態に! こうした“スニーファー”の魅力、そして選びや着こなしのポイントを、ともにドレスとカジュアルに精通する二人が、新作を俯瞰しながら語り合いました。
ドレカジ二刀流スタイリストとドレカジ靴を履きまくるモデルが解説

スタイリスト 武内雅英さん(写真右)
巻頭の座談会に続いて登板した本誌のご意見番。スニーファーこそ、装いがシームレス化した今の時代に最も適した靴だと分析。
モデル KENJIさん(写真左)
各誌や広告で活躍する売れっ子。職業柄あらゆるジャンルの靴を履きまくり、中でも最近はスニーファーが多いことが気になっていた。
人気を背景に多彩なテイストが揃う!

武内 ビギンも早くから注目していたけど、ローファーとスニーカーを掛け合わせたような“スニーファー”、最近増えたよね〜。
ケンジ ボクもアチコチの撮影現場で、今はしょっちゅうその手の靴を履かされています(笑)。
武内 カジュアルとドレスの境界が曖昧になっている今は、こういう靴が一番使い勝手がいいからね。セットアップはもちろん、軽快な仕立てのスーツなら全然イケちゃうものも多いから、スタイリスト的にもつい頼ってしまうんだよ。スニーカー好きなケンジとしては、この手の靴、どう思う?
ケンジ スニーカーの楽チンさはそのまま、革靴の品も備えているわけですから、そりゃあ多くの人が飛びつくわなと。ボクも一足欲しいくらいです。ただ、こうして新作を俯瞰してみると、ひと口にスニーファーと言っても、テイストは様々なんですよね。
武内 スニーカーからのアプローチと、ドレス靴からのアプローチの2系統あるからね。当然ながら前者のほうがカジュアル感が強くなる。その最前線が下で集めたもののように、ゴツい厚底ソールでダッド靴的フォルムに仕上げたもの。火付け役でもあるニューバランスの「1906L」の影響か、最近はこういうエッジの効いたものが多い印象を受けるね。
「存在感と品を両得できるのがイイ」

ケンジ お、この「ピージー」の新作は攻めてるな。シュッとしたボディにデカいタイヤを履いたSUV車みたい。スニーファーのハイブリッド感を前面に押し出した一足ですね。存在感もあって、ワイドパンツと相性良さそう。

ユナイテッドアローズのジャケット4万7960円、パンツ2万3980円(以上、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) ブラームスのポロシャツ3万3000円(ワンダリズム) ラ・ヴェニールの鞄4万6200円(ビームスF) アイヴォルの眼鏡1万9800円(アイヴォル トウキョウ ストア)
「ワイドパンツとも相性良さそう」

ブラームスのブルゾン7万5900円(ワンダリズム) ラベンハム フォー ユナイテッドアローズのベスト4万7300円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) フレッシュサービスのカットソー1万6500円(フレッシュサービス ヘッドクオーターズ) オーセン ジャパンのパンツ2万8600円(ラフォエム) ウティの鞄4万8400円(にしのや)1975トーキョーのキャップ6600円(1975トーキョー)
武内 個人的には、太パンでもテーパードの効いたものや、流行りのバルーンシルエットは避けたほうがいいと思う。靴にボリュームあるから、ボン・キュッ・ボンというピエロみたいなシルエットになるから。ボクが今回用意したスタイリングのように、ワイドストレートのほうがすっきり見えていい。裾もクッションさせず、ジャストで仕上げるのがおすすめ。
ケンジ 写真を改めて見ると、我ながらたしかにカッコいいかも(笑)。このバランス、プライベートでも早速真似したいっす♪
厚底スニーファーはON/OFF問わずスタイルアップ!
計算されたミスマッチ感が足元を新鮮に!

pg[ピージー]
ディッシュ
ローファー顔のアッパーと、ライトトレック用のビブラムソールとのミスマッチを狙った一足。履き口にメンブレン素材を使用したことで、モックシューズ的に脱ぎ履きも簡単にできる。2万2000円(プレイグラウンド)
履き口には伸縮するメンブレン素材を使用
ライトトレッキング用のゴツいビブラムソール
ノンクッションで履くと綺麗にまとまる
クラシックで経年変化も◎な厚底ならコレ!

ONE THIRD RESEARCH[ワン サード リサーチ]
モロー
植物タンニンなめし+ワックスによる艶やかな黒革と、キリッと立ったウォールにより、アメトラローファー然とした風格。そこに街歩きに適したビブラムソールを融合させた。日本製。3万8500円(ワン サード リサーチ)
ドレス感を高める上質な黒艶レザー
トラッド顔にブランドが誇る技術がテンコ盛り

SPxx[エスピー]
SX 78C12CTJ
ムーンスターの佐賀工場にて希少な“ダイレクト製法”で生産。二層式ウレタンフォームによる履き心地も◎だ。オンラインストアとムーンスター自由が丘 Maple St.限定。2万7500円(ムーンスター カスタマーセンター)
エラスティックで脱ぎ履きも楽チン
アッパーとソールのコントラストが今らしさを生む

BEAMS[ビームス]
スエード スニーカー ローファー
セレクトの雄も厚底スニーファーに参戦。スエード+丸っこい木型で朴訥としたムードを湛えるアッパーに、ビブラムの無骨なラバーソールを合わせ、足元でガシッと存在感を発揮する一足に。2万7500円(ビームス 原宿)
ビブラムソールでボリューム感アップ
※表示価格は税込み
[ビギン2026年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
