“走るときもオシャレ”が常識に。B印MARKET・牧野さんに聞くランニング服の現在地

【BESTスニーカー会議 2026】
多様化が叫ばれるこのご時世、スニーカートレンドも例外にあらず。かつてのような一強トレンドは鳴りを潜め、ジャンルをまたいで多種多様なトレンドが乱立する、いわば“スニーカー大洪水時代”を迎えています。そこで今回のビギンは「BESTスニーカー会議2026」と題して、各界からスニーカー有識者を召喚。スニーカー愛あふれるアツい会議を通じて、間違いのないBESTスニーカーを導き出します!
“走るときもオシャレ”な人が急増中!
ランニングファッションの現在地
ランシューに片足を突っ込むと、ランニングのファッションにも自然と興味が湧くワケで……。そのリアルな今を、ランニング界のトレンドセッター、牧野さんに伺いました!
「“いつでも10km走れるコーディネート”を続けて10年以上!」
ビームスクリエイティブ 事業開発部 ディレクター
牧野英明さん
ビームスを代表するランナー。BtoB領域の企画・運営を統括するかたわら、「B印MARKET」の個人商店オーナーとしてランナー向けの商品も提案している。ランシューの所有数は100足以上。フルマラソンのベストタイムは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。
「ブランドMIX、当たり前。自由に楽しむ時代が来ています!」
ランニングの格好といえば、一つのスポーツブランドで全身を固めるのが定石ですよね。でも昨今は、普段着の延長線で、あえてブランドをミックスするオシャレな人も増えている印象です。
その背景には、ランニングが“オシャレな行為”として認知されるようになったことが影響していると思います。走った後に乾杯したりサウナでさっぱりしたり。いまは仲間とのコミュニケーションもひっくるめて、ランニングが多くの人に楽しまれている。そんな流れの中で、ウェア選びの基準も変化してきたのだと感じます。

ミックスコーデの要は、やはりランシュー。シューズメーカーの機能性に優れたモデルを基準に考えることで、組み合わせの自由度は広がります。足元さえラン仕様にしておけば極論OK。キャップはストリート系、トップスはアウトドア系、パンツはガレージ系というように、ジャンルを少しずつズラすと上手くいきやすいです。
むしろ「ナイキ」のランシューに「アディダス」のウェアなど、スポーツブランド同士を合わせると違和感があるので、僕らは基本的にやりませんね。ただ、ファッション猛者ともなると、自分の感覚とブランドのストーリーを頼りに、あえて同ジャンルのミックスコーデを楽しむ人もいて。
例えば「パタゴニア」と「ザ・ノース・フェイス」。創業者同士が友人だった、な〜んてストーリーを踏まえたうえでのミックスは、「逆にセンスいいな〜」と思います。
私はというと、今日は「ブルックス」のゴースト17を履いてラン活。「ピークパフォーマンス」のカモフラ柄プルオーバーや、「プログレスランニングクラブ」に牧野商店が別注したソックスでミリタリー風のコーデにまとめました。最近は、「ヨネックス」や「スケッチャーズ」の最新モデルも推し。いかにもなブランドや色使いの一足に挑戦できるのも、ランニングファッションの面白さですね。
ちなみに、十数年前、マラソン大会に初めて出場したときは、「ニューバランス」の990を履きました。当時のウェアは、「アディダス」で固めていたなぁ。今振り返ると、なんてナンセンスな服装(苦笑)。
そんな経験も踏まえると、改めてランニングファッションは楽しいな、と。韓国を筆頭に、世界的に見てもオシャレ度は上がっていますし、これからも盛り上がっていくカルチャーだと思います。

「ランニングステーション」に集まってみんなで走るのも楽しいのだ
牧野さんも通う「ととけん」は、ランナーの拠点となる施設だ。毎週水曜19時にグループランを開催。ラン後のサウナやビールが乙。
住所:東京都中央区日本橋浜町3丁目9-7
営業時間:12:00〜23:00(土日10:00~)
電話:03-6667-0308
※表示価格は税込み
[ビギン2026年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
