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スズキのジムニー/ジムニーシエラ

本格的なクロカン四駆として知られるスズキのジムニーとジムニーシエラが、20年ぶりにフルモデルチェンジ! ざっとおさらいをしておくと、ジムニーは1970年に当時軽自動車では唯一の四輪駆動車としてデビュー。優れた悪路走破性とコンパクトな車体による運転のしやすさによって、瞬く間に人気車種へ。作業現場や山間部などでのプロユースだけでなくレジャーシーンでも人気を博し、コンパクト四駆の礎を築いた記念碑的存在であります。一方のジムニーシエラはジムニーをベースにした小型車バージョンで、2代目ジムニーの時代にラインナップに仲間入り。基本的な構造はジムニーと共通で、エンジンや車体の大きさが異なるという派生モデル。シリーズ全体でこれまでに世界194の国と地域で累計285万台を販売してきた、日本が世界に誇る唯一無二のコンパクト四駆なのです。

ジムニーシリーズといえば、モノコックボディと独立懸架のサスペンションが当たり前になった今でも踏襲し続ける、ラダーフレームとリジッドサスペンションというシーラカンス並みに貴重なメカニズムがお馴染み。これは悪路に耐えうる頑丈さが必要なためなのですが、今回のフルモデルチェンジでも無論健在。ねじり剛性を約1.5倍に向上させた新開発のラダーフレームに、FR(後輪駆動)レイアウト、機械式副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションという伝統の車体構成を継承しました。特筆すべきはブレーキLSDトラクションコントロールが全車に標準装備されたこと。これは片方のタイヤが路面から浮いた状態でも、空転した車輪にだけブレーキをかけることで、もう一方の車輪の駆動力を逃がさずに高い脱出性能を実現するという機能です。他にも坂道発進を補助するヒルホールドコントロールや、急な下り坂でも加速を抑えるヒルディセントコントロールも装備。いや~プリミティブな構造で知られるジムニーシリーズにも電子制御技術が採用される日が来るなんて、何とも感慨深いものです。

最新技術は安全装備にも活かされていて、フロントシートSRSサイドエアバッグやSRSカーテンエアバッグが全車標準装備。加えて、デュアルセンサーブレーキサポート(自動ブレーキ)や誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などが含まれた「スズキ セーフティ サポート」が最上級グレードに備わるなど、何とも頼もしい限りです。さて、クルマの心臓部ともいえるパワーユニットには、ジムニーには専用チューニングのR06A型ターボエンジンを、ジムニーシエラには前モデルより排気量をアップさせた1.5Lの新開発L15B型エンジンを採用。動力性能を進化させるとともに、被水や雪、飛び石などへの対策を施し、信頼性を向上させています。

スズキの新型「ジムニー」のデザインはボクシースタイルに伝統のディテールを取り入れ圧倒的な存在感を醸し出す

そして、ジムニストの期待を裏切らなかったのが、力強さを感じさせるヘヴィデューティーなエクステリアデザインではないでしょうか。これでもかとばかりにボクシーさを強調したスタイルに、丸型ヘッドランプや5連スロットルグリルなどの伝統のディテールを取り入れつつ、圧倒的な存在感をアピール。これまでジムニーの陰に隠れることの多かったジムニーシエラは、樹脂製のオーバーフェンダーやワイドタイヤなどを手に入れ、軽自動車と小型車の格の違いを見せつけてくれます。どっちを買っても大正解のジムニーシリーズですが、なんと人気がすごすぎて、納期が半年とも1年以上ともいわれているとか! これ以上納期が長くならないうちに、今すぐオーダーするのが正解です! 145万8000円~184万1400円(ジムニー)、176万400円~201万9600円(ジムニーシエラ)。

 

(問)スズキ お客様相談室
☎0120-402-253
http://www.suzuki.co.jp/

※表示価格は税込み。


文/トライアウト

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