運が良ければ出逢えるかも? “バースデー ランタン”というロマン
右:コールマン200A 左:コールマン200A
男心に火を灯す“タメ年”ランタンとの奇跡的な出逢い
アウトドア、なかでもキャンプとなったら日暮れ後にはランタンが欠かせません。近頃では便利で安全なLEDタイプが主流ですが、スタイルのあるキャンパーの間では昔ながらのガソリン式も根強く人気。
で、そうしたこだわり派が必死で探し求めているのが「バースデー ランタン」なるシロモノです。
ランタンの代名詞ブランドであるコールマンには200Aという往年の名機があり、その底面には何やら数字の刻印が。これは製造年月で、自身の生年月と同じものを手に入れるのがロマン、憧れのコレクターズアイテムになっているんです。
また昔はアウトドア通の間で、これを自分の子どもに受け継ぐことがちょっとしたブームだったとか。
ただ、200Aが生産されていたのは1950~’83年まで。今では現存するタマ数が少ないうえ製造されなかった月もあるなど、自分と時を同じくして生まれた個体に出逢えることは、もはや奇跡のようなもの。
’83年以前=現在35歳オーバーの方は気長に探してみては。ちなみに“バースデー”と言っても、日付まで入っているわけではないので、そこはご愛嬌。
底面に製造年月を示す刻印が
右/コールマン200A 1971年1月モデル
左/コールマン200A 1980年11月モデル
“ザ・レッド”と呼ばれる赤色のランタンは、年代によって色みが異なる点も魅力。1980年6月以降はグリーンに。いずれも専門店やネットなどで探してみて。右/2万6800円 左/2万6800円(ビブラント)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。