[1位]今月のいいモノランキング
【フェリージ】名作「コロコロ」、今どきの財布事情に合わせてミニサイズ化
一世を風靡した名作がミニサイズ化でイマ仕様に!

【フェリージの851/2/LD】
蛇腹式財布の名品「コロコロ」が、今日的に再&最コンパクト化。サイズ感に加え、持ち前のソフトなシボ革も手馴染みのよさに寄与。欧州産の仔牛の原皮を金属クロム不使用で丁寧に鞣し、ソフトながら厚みもあり強度に優れる。全7色展開。W10 × H8 ×D3cm。各6万9300円。2026年1月中旬店頭入荷予定。
とコロがどっこい
Begin2月号の大特集は、かれこれ20年以上もしつこ~く続けている恒例「ビギンベスト100」をお届け! 我々ビギン流のはなはだ勝手な年間ベストになりますが、その草創期の常連さんが、今回の「フェリージのコロコロ」だったんです。

20年以上前から推してきました
品番3500として1980年代から展開されていた蛇腹構造の財布を、丸っこい見た目から勝手にコロコロと命名。その打ち出し方が世間に届いたか、たちまち一世を風靡する大ヒット作になったんですね(エッヘン)。見た目の愛嬌だけでなく、手やポッケに収まりのいい無二のサイズ感が愛され続けてきた理由でしょう。
……と、言わば財布のミニサイズ化の先駆けだったとも言えるこの名品。そりゃ20年も経てばミニとは言えなくなっていましたが、ところがどっこい、今どきの財布事情に即したコンパクト版が登場しました!
6年前にも「1041」としてリサイズされましたが、その後もキャッシュレス&カード類のアプリ移行が進みに進み、今回はポケットを元祖の5室→1室に大幅省略。とはいえ必要不可欠なカード類数枚は持ち歩いていたいのと、あると便利な小銭入れは完備。
それに何もかも省くばかりじゃありません。スリム化した分、6年前にはなかった待望の札室が! お札を折らずに持ち歩けるゆえ、今どきの千円超なラーメン券売機を前にしてもモタつかない(笑)。

斜めスリットの札室を搭載し、収納が容易に
ってのは極端な例ですが、小銭、お札、カードを一つにまとめられ、それが絶妙な存在感を放つコロコロボディにスッポリと。一枚革に折り目をつけて作られた蛇腹マチ、美しく磨き抜かれた切り目仕様のコバ等々、イタリアの職人技を生かした意匠は健在。ワンハンドの手に馴染む収まりのよさも変わらず健在! 貴重品を持ち歩く財布としてついつい手が伸びる、それがこのコロコロボディなんだよなぁ~。

(問)フェリージ 六本木ヒルズ
☎ 03-6459-2540
※表示価格は税込み
[ビギン2026年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
