【素晴らしき英国モノ】10年付き合える軽くてラクな冬服&小物8選

今、あの超大作のフォースの如くマイルドな新風が吹いている英国モノ。伝統的クラシック顔はそのままに、軽い、ラクチン、リーズナブルな力の抜けたモノたちを、ビギンは「マイルドワラント」と命名。第2弾では、ミルクティーみたいに親しみやすく、身も心も懐もあったまるモノを厳選。映画『スター・ウォーズ』級の迫力でお届けします!
①ボンドが愛するサンスペルがマイルド別注で登場!

SUNSPEL × Ron Herman[サンスペル × ロンハーマン]
ラグランスウェット
人気素材コットンループバックのコラボスウェットが、ラグラン袖で快適に進化。滑らかな表側は上質オーラびんびん、裏側はタオルみたいなタッチで、保温性も兼備。美発色もワンマイル以上の洒落度! スウェット3万9600円、パーカー4万2900円、パンツ3万6300円(ロンハーマン)

ゴワつかない縫い目

タオル並にふわふわ

1860年、中部ノッティンガムで創業した老舗は、シーアイランド綿などを贅沢に使用した英国製の高級Tシャツやアンダーウェアに定評が。ポロシャツは映画『007』でダニエル・クレイグ演じるボンドも着用。
②メリノウールだから、三万円で買えちゃう!?

Johnstons × BRITISH MADE[ジョンストンズ × ブリティッシュメイド]
マフラー
マフラーはカシミア100%もいいけれど、メリノウール90%にカシミア10%をブレンドしたこちらも、頬ずりしたくなる柔らかさ。長すぎず太すぎないこんな一本を、ラフにひと巻が令和流。早速トライ! 190 × 30cm。2万9700円(ブリティッシュメイド 青山本店)

鼻高々な老舗タグ

1797年創業のスコットランドの老舗は、英王室御用達のロイヤルワラントホルダー。カシミヤやウールを厳選し、自社工場で一貫生産する巻物が憧れの的。ふんわりタッチとドレープの美しさも桁違い。
③赤ソール × 白ヌバックを英国メイドで再現ッ!

Lloyd Footwear[ロイド フットウエア]
ホワイトバックス
英オックスフォード大の学生がテニスシューズとして愛用し、のちに米アイビーの象徴になったホワイトバックス。そのレンガソールを軽量のEVAソールで再現。れっきとした英国製ながら、広めのはき口で脱ぎ履きしやすい日本仕様もありがたや。4万9500円(ロイドフットウエア 銀座)

お座敷も慌てない

1980年、ロイドクロージングの靴部門として代官山で誕生。日本人の足に合わせ、ノーサンプトンの名だたるファクトリーで作る英国靴は、丁寧な仕立てとコスパで支持。現在は銀座と南船場に直営店を構える。
④英国カントリーの最高峰が長――く着れる初コットン♪

CHRYSALIS[クリサリス]
カントリーコート
英国カントリースタイルの新鋭が放つ、老舗のフィールドコート。今季はウールをコットンに素材替えしたところ価格も着回し力も魅力アップ! どこも暖房効きまくりの昨今に最適な、3シーズン頼れる相棒に。18万7000円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

先物買いなら今のうち!

1985年、ノーサンプトンの田園で誕生した、カントリー&タウン向けどっちのアウターも手がける注目株。一度は幕を下ろすも、貴族のサポートで熟練職人が復活させた。サビルロウ仕込みの仕立てと、英国産の生地へのこだわりも光る。
⑤ドレスソックスの雄も実はこんなにチャーミング

Pantherella[パンセレラ]
ボーダーソックス
ドレス系だけじゃない! じつはマイルド系の靴下も作ってるんです。ソフトであったかいメリノウールに、ラグビーっぽいストライプや控えめな差し色が映えるこちらは、スニーカーから革靴まで汎用性高し。つま先はもちろん、老舗のシームレス仕立てでフィット感最高。各5280円(真下商事)

ラグビーで有名な街、レスター発祥の名門。1937年の創業当時から、時代の軽やかさを先取りした高級靴下づくりに挑戦。職人が手でつま先を閉じる伝統仕立ては、滑らかで吸い付くような履き心地が自慢だ。
⑥248年目の紳士のともがグッと身近になって登場!

DENTS[デンツ]
ハンティンググローブ
手袋界のロールスロイス、デンツのペッカリーが高嶺の花になるなか、U-1万円のフリース製ハンティンググローブを発掘! 指先はミトンにもなる2WAY仕様でスマホも楽勝、手のひらには滑りにくいグリップ付き、手首のリブで寒風も防げます。この満足度は令和のペッカリー級! 9240円(真下商事)

ミトンにへんし~ん

ウスターソースの発祥地、中部ウスターシャーで1777年に創業。32もの工程を経て仕上げる革手袋は、はめたまま新聞もめくれるほどの繊細さ。英国王室の御用達として戴冠式にも採用された一流ブランド。
⑦英・米のマリアージュで名モデルがフッ軽に!

ENGINEERED GARMENTS × JOSEPH CHEANEY[エンジニアド ガーメンツ × ジョセフ チーニー]
エンジニアド ガーメンツの鈴木大器氏も愛用する名作「ケンゴンII R」がコラボで進化。見た目は英国軍にも供給したミリタリーラストや、ジグザグに配置したDカンもあって無骨顔。履けばビブラムソール採用の軽さに完落ち! 街履き靴の大本命、めちゃくちゃ売れてます! 10万8900円(エンジニアド ガーメンツ)
これがウワサのケンゴン


英・米、夢のコラボ♪

1886年、英国靴の聖地ノーサンプトンで誕生。自社一貫生産によるグッドイヤー製法の革靴は、堅牢で履くほど足に馴染む。世界で初めて木型ラストを導入した技術革新のパイオニアでもある。最古はこの靴採用の「4436」。
⑧誰もが切望したオーダー特権がついに!

FOX UMBRELLAS × VULCANIZE London[フォックス・アンブレラ × ヴァルカナイズ・ロンドン]
ヘビロテすると緩みやすかった留め具のゴムベルトが、傘と共地のベルトに進化。これまでオーダー特権だったこの仕様が、既製品に登場したとはうれしいじゃありませんか! ブラウンの木製ハンドル×ダークグレーの生地もシックで、さらに長くおつきあいできそう。4万9500円(ヴァルカナイズ・ロンドン)

10年使った部員の傘は紐がぴろぴろ要・修理…
共生地の高級感たるや


英国王室をはじめ、サッチャー元首相にも愛された傘の老舗は、1868年にロンドンで創業。熟練職人が創業当時とほぼ変わらぬ製法で仕立てる細巻きの美フォルム傘は、世界中の紳士のステータスになっている。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
