Gジャン&フライトジャケットは“レザー化”が最旬。大人の風格爆上がりです

アウター選び。それは、服好きにとって一年で一番テンションがアガる買い物でしょう。と同時に、冬服の大本命ゆえ、それなりの投資も必要だし絶対失敗したくない……。そこで本特集では、物価高や景気の良し悪しも吹っ飛ぶような珠玉のアウターを厳選! 必ずアガりの一着が見つかりますよ!
いつもの着こなしを格上げする定番のレザー化革命!
定番のカジュアルアウターは長く着られるものですが、歳を重ねると、着こなしによってはカジュアルすぎると感じることも……。でもその素材がレザーであれば話は別。品や風格がぐっと増し、大人の余裕や色気までアピールできるんですね。実例をご紹介いたします!
Wrangler
デニムジャケットの大定番がキレイめにもハマるスエードに

Wrangler[ラングラー]
24MJZゴートスエードレザー
デニムジャケット、いわゆるジージャンは、読者であればすでにお持ちでしょう。でもよりオトナっぽく羽織れる一着が欲しいのなら、ラングラーの名品ワークジャケットの後期モデルのデザインそのまま、素材を軽くてタフなゴートスエードに置き換えたコチラを。
ベージュ色がココらしいウエスタンテイストをほのかに匂わせつつ、しなやかで高級感あるスエードの風合いにより、ぐっとリッチな雰囲気のアウターに変貌。デニムやチノの上に羽織ればオトナっぽく、キレイめスラックスにサラリと合わせてもグッドな、じつに美味しい一着なのです。12万7600円(エドウイン・カスタマーサービス)

ナイジェル・ケーボンのスウェット3万7400円(アウターリミッツ)フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズのパンツ4万2900円(ビームスF)アイヴァン 7285の眼鏡6万7100円(アイヴァン 7285 トウキョウ)

デニムにはない品を醸すゴートスエード

Wrangler[ラングラー]
米国の老舗のワークウェアメーカー、ブルーベルにより、1947年にブランドスタート。西部劇の衣装デザイナーを登用したファッション性の高いデニムで人気を拡大した。
研究
ラングラーが誇るワークの代表作「24MJZ」がルーツ

24MJZは1960年代に誕生。フロントジップのデニムジャケットとしては11MJZの後継。両胸ポケットやハンドウォーマーポケットなどの機能的ディテールの魅力もあり70年代に人気を博した。ジョン・レノンも愛用。
Wills&Geiger
ずっしりとした重さも風格になるラギッド全開のメェ〜作

Wills&Geiger[ウィリス&ガイガー × コロナ ユーティリティ]
G-8
MA-1に次ぐ選択肢として、ヴィンテージ界隈でじわじわ人気を集めているフライトジャケット「G-8」。1950年代中期から1970年代中期まで米海軍で採用されていたナイロンのそれが一般的ですが、ミリタリー由来のミニマルな顔つきは高級なゴートスキンとも好相性。
それもそのはず、そもそも「G-8」は米海軍の初期にごく少数ながらレザーで作られていたという噂もあり、「G-1」や「A-2」を思わせる硬派な匂いがそそりません?
一方でフィット感はモダンゆえ、シックな着こなしにも十分対応。イマ風に羽織れるミリタリーとしてもおすすめ! 2025年12月発売予定。33万円(BAKU&CO)

ビームスのニット 1万7600円(ビームス 原宿)バーンストーマーのパンツ 2万9700円(ヘムト PR)

ヘビーウェイトのゴートスキン

Wills&Geiger[ウィリス&ガイガー]
1902年に北極探検家ベン・ウィリスによって創業した名門アウトドアウェアブランド。米軍用フライトジャケットなども多く生産。アバクロのOEMを手がけたことでも有名。
研究
アメリカ海軍で着用されていた通なフライトジャケット「G8」って?

1950~1970年代に米海軍で採用されていたナイロン製のジャケット。ラベルに表記される「WEP」の文字から「WEPジャケット」とも呼ばれる。小ぶりな立ち衿とハンドウォーマー付きの大きなフロントポケットが特徴だ。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
