疲れない × 速く走れる! モチベを継続させてくれる最適解ランシュー2選

まずRUN SOULを燃やすには……
“ホカ”でもない、極厚ソールが“NB”(入門バランス)だ!
【移動手段なら最適解はクッション+走行性能】
いくら短時間といえどもランに疲労や痛みはつきもの。その不安を取り除き、モチベを継続させてくれるシューズといえば“厚底”をおいて他にありません。優れたクッションが着地の衝撃をやわらげ、筋肉の力みを抑えて疲労感を低減。もちろんヒザや腰への負担も減らしてくれるから、痛みにもつながりにくいんです。
そんな厚底ランシューの代表格といえばホカのボンダイ。で・す・が、長時間&長距離に適したフカフカのクッションは、サクッと5分走るだけならじつはトゥーマッチ。反発力控えめでよく沈むミッドソールではスピードを出したとき足元がモタつき、目的地へのはやる気持ちだけが先走っちゃうんです。
そこでプッシュしたいのが、ボンダイよりシュッとしたフォルムの「クリフトン」。ボンダイに比べてソールの反発力が高く、着地の衝撃をしっかり推進力に変換してくれるから、スピードアップしても軽快そのもの。目的地へと向かう足取りも自然と軽くなり、レベルアップして少々ストイックに走り込んでもちゃ~んと走行性能を担保してくれるというわけなんです。

そんな、クッショニング最大かつその先も見越した厚底ランシューがニューバランスにもありました。弾むようなクッショニングを実現する「フューエルセル」ミッドソールを厚く搭載した「レベル」は、ゆったりペースのジョギングからキロ6分以上の高速ランまで幅広いスピードにしっかり対応。ランシューらしからぬグッドデザインも街で映えること間違いなし!

厚いクッションで疲労&痛みはしっかりケアしながら、スピード走行にも追従する絶妙なバランスこそ、入門の最適解といえるでしょう。
抜群のクッショニングと走行性を兼ね備えた新定番!!

HOKA[ホカ]
クリフトン10
最大4.2cmの厚いソールが優れたクッショニングを発揮し、一方で適度な反発力を備えたミッドソールはスムーズな走行をサポート。スローなジョグからよりスピーディなランまで、ストレスなく追従してくれる。シャープなフォルムも特徴。1万9800円(デッカーズジャパン)

地面との接地感が良好なソールデザインを追求
定番のボンダイと比較してみるとシャープな印象

長時間・長距離のゆったり走行に適した「ボンダイ9」(2万4200円)は全体的にポッテリ。一方シャープな外観の「クリフトン10」はもう少し速く走りたいときにもストレスフリー。つまり“移動手段”にも絶好なのだ。
ビギナーからサブ4ランナーまで信頼を置く万能モデル!!

New Balance[ニューバランス]
フューエルセル レベル v5
人気モデル第5世代は、ハイエンドモデルにも搭載されるPEBAにEVAをブレンドしたミッドソールを装備し、弾むような反発力を実現。ボリュームあるソールが衝撃をやわらげながら、スピードが上がるほど安定した加速をもたらしてくれる。1万6940円(ニューバランスジャパンお客様相談室)

接地面積が広くグリップ力に優れたスピード走行対応ソール
シュータンとアッパーをメッシュ素材で繋ぎ、足ブレを軽減

土踏まずから足の甲にかけての外周、中足部をぐるりとホールドする“ガセットタン”構造。シューズ内でのブレを抑え、スピードを出しても安定した足運びを助けてくれる。ネオプレン調素材のシュータンもフィット感抜群。
重心移動がスムーズなドロップ値も要チェック!!

「ドロップ」はかかととつま先の高低差。モノは高いところから低いところに転がりその落差が大きくなるほど速度も上がるように、ドロップが大きくなるほど足が自然と前に運ばれていく感覚が得られる。一方で3mmなどドロップを小さくすることで特定の着地法を促すモデルも。
※表示価格は税込み
[ビギン2025年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
