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連載 フィッシング × ファッション=“FISHION(フィッション)”

「ヴィレッジドアー」代表・戸村氏が語る “釣りファッション” と愛用ギア

ヴィレッジドアー 代表 戸村竜太さん

一昔前まではオジ趣味筆頭だった釣りですが、今は釣りファッションが市民権を得るなどだいぶ潮目が変わってきた模様。というわけで、本連載ではフィッシング × ファッション=“フィッション”と命名。釣り人と洒落者の顔を併せ持つアノ人の「釣りと服」のちょっとイイ話を、釣先案内人の河原塚さんとレポートします!

Profile
河原塚 恒太さん

ゲストリスト セールスマネージャー

[釣先案内人]河原塚 恒太さん

人気デニムブランドを数多くプロデュースするゲストリストのセールスマネージャー。プライベートでは2児の子育てに奮闘しつつも、時間を見つけては趣味の釣りに繰り出すサンデーアングラー。

【今回の釣り場は!】
 

相武ボート

 
バスフィッシングの名所として名高い相模湖。バス以外にもワカサギなどシーズンによって異なる釣りが楽しめ、JR相模湖駅から徒歩10分というアクセスの良さも魅力。
 
[SPOT]相武ボート
[DATE&TIME]2025/7/26
[WEATHER]☀︎(はれ)
[TEMPERATURE]27℃
[TARGET]ブラックバス

自分にとって釣りの服は日常着の延長線。ラギッドスタイルでそのまま繰り出してます(笑)

ヴィレッジドアー 代表 戸村竜太さんヴィレッジドアー 代表 戸村竜太さん

独自の審美眼で選び抜かれた釣り具を目当てに、全国にファンを抱えている人気ルアープロショップ「VILLAGEDOOR」を運営。@villagedoor_bass

河原塚(以下、河):本日のゲストはヴィレッジドアー代表の戸村さん!

戸村(以下、戸):よろしくお願いします!

河:このうだる様な暑さにもかかわらず、機能服に頼らないスタイル……。掘り下げ甲斐がありますね(笑)。戸村さんが釣りに行く際のこだわりのスタイルを本日は色々とお聞かせください! ちなみに普段釣りに行く時も今日みたいな無骨な恰好なんですか?

戸:そうだね。昔からタウンユースって言葉が嫌いで、釣りに行く時も街に行く時も服装は変えない主義。釣り好きだけど、釣りに行く人ってバレたくないというか(笑)。

河:今までも「今日みたいな恰好で街にそのまま出掛ける」っておっしゃるゲストの方は多かったのですが、戸村さんはその中でも群を抜いていますね。真夏にデニムのセットアップで釣りをする方に初めてお会いしました!!

戸:日中もっと気温が上がったらさすがに脱ぐけどね(笑)。

河:無理せず熱中症にはくれぐれも気をつけてください! さっそくですが、本日身に着けているものをそれぞれ教えてください。まずデニムのセットアップは?

ヴィレッジドアー 代表 戸村竜太さん

戸:ジェラードだね。一応春夏向けのライトオンスの生地で、リジッドから育てていて。デニムのセットアップは昔から好きで、色落ち具合を揃えたいから極力同じ頻度で着る様にしてるよ。

河:ライトオンスなんですね! この独特な生地の毛羽立ちと張り感……これは良い表情に育ちそうです。合わせているウェスタンベルトは?

肉厚なカウハイドと、存在感ある真鍮のパーツが良い味に育っている肉厚なカウハイドと、存在感ある真鍮のパーツが良い味に育っている。戸村さんのラギッドなスタイルに欠かせない一本。

戸:原宿の店舗で購入したヴィンテージワークス。肉厚なカウハイドでこれも経年変化がイイ。ウォレットチェーンはヒステリックグラマー

河:それぞれデニムと凄いマッチングしてますね! スニーカーはコンバースですよね? 現行品?

戸:これはU.S.オリジネーターラインで、コットンシューレスとか焼けた様な生成りのソールとか、ヴィンテージの雰囲気が良くてね~。廃番になっても問題無い様に、着回しの利くこのブラックは8足まとめ買いしたよ(笑)。

河:スニーカーはモデルチェンジ早いですしね。こうして見るとこだわりが一貫していますね。経年変化を楽しむラギッドスタイル! 昔からこういった格好が好きだったんですか?

戸:釣り業界に入る前にバンドにのめり込んでいた時期もあって、その影響かな。今日着ているTシャツも大好きなメタリカのバンTだし。いわゆるロッカースタイルがマイスタンダード。

河:なるほど! そんなバックボーンが。あとさっきから気になっているのがリュック。あえてここにアークテリクスを持ってきた理由が気になります。

愛用のアロー 22は数年前のビームス別注愛用のアロー 22は数年前のビームス別注。カスタムしたロッドケースとセットで電車釣行のお供だ。

戸:今日のロケーションが相模湖だったから、最寄り駅から近いし電車で来ようと。ボートに乗ることも想定すると革のカバンだと何かと不便だし、丁度良い落としどころだよね。

釣行に欠かせないサングラスもクラシックなテイストで統一釣行に欠かせないサングラスもクラシックなテイストで統一。エレクトリックのティアドロップ型を愛用している。

河:電車で来たんですね! 僕がもし戸村さんと同じ車両に乗っていたとしても、今日のスタイルを見て釣り人だとは良い意味で見えないですね(笑)。そろそろ乗船しましょうか。

戸:行きましょう!

~乗船~

河:それにしても暑いですね……。戸村さんそろそろジャケット脱いだ方がいいんじゃないですか?

戸:熱中してて気づかなかったよ(笑)。うわぁ、汗びっしょりだ。

河:機能服じゃない分、そこは弱点ですね。(笑)

戸村竜太さん

今買える【俺の一本釣りギア】
ヴィンテージワークスのDH5744

ヴィンテージワークスのDH5744

クロム鞣しの本革を使用し、バックルとプンターレにウエスタン調の彫刻を施した一本。「ココの店主さんのスタイルも好きで、もう3本持ってます!」2万2000円(ヴィンテージワークス)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2025年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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