【コンバース】25年ぶりに刷新! 履き心地が進化した新オールスター
【今、本当に必要な進化する傑作モノ】
物価高が続き、モノを欲しいと思ってもそうそう気安く買えなくなっている今日この頃。我々の買いモノにはこれまで以上に“本当に価値のあるモノ”だけを選ぶ審美眼が求められているのではないでしょうか。そこで見るべきは、その道の王道を行きながら、快適さや環境への優しさ、使い勝手といった新時代に相応しい魅力を備えているかどうか。必要なのはそう、「進化する傑作モノ」なのです!
一目でわかる進化を真価とは呼べない
「進化する傑作モノ」特集の巻頭を飾るに相応しいと満場一致で選んだのは、実に約四半世紀ぶりにリニューアルされたコンバースのオールスター! 名前に何も役がついていないオールスターといえば、キング・オブ・傑作スニーカー。
いつも靴箱にある最定番として愛されてきましたが、どこが変わったかわかりますか? いや、見た目もテープやシューレースの白みがわずかに増しているのですが、本質はそこじゃあありません。進化の真価は、中身にあり。
ソールユニットの刷新&日本人の足型に沿うようなラストへの変更によって、伝統のバルカナイズ製法はそのままに、軽量でクッション性に富む、よりコンフォタブルな履き心地へと進化したんですよ!
日本人に合う新ラストに!
いわゆる甲高・幅広な日本人の足型に合わせ、ボールガース(足囲)を適切な位置へと変更し、甲にゆとりを設けたラストを新たに採用。
正直にいいます。オリジナル版のオールスターって、今までは踵のクッション性が少なくて、たくさん歩く日は足が痛くなったじゃないですか。ウィズ幅が狭めなのもあって、羽根が不恰好に開かないようオーバーサイズで履くのがカッコいい……ってな古の不文律も手伝って。
価格も価格だし足の疲れもまたオツ、な〜んて達観していたものですが、いざリニューアルしたそれに足を通せば、もう別モノの履き心地♡ その心地よいクッション性に、スニーカーはこうでなくっちゃ! と、思わず手のひらを返すこと必至です(笑)。
分解したソールを見れば、アウトソールの踵をくり抜く形でウレタンクッションが入っていたり、屈曲性を高めるべくそのアウトソール前部へ溝を設けているなど、アップデートが多岐にわたることがわかります。それでいて価格は従来比プラス100円ほど(!)ってのがもう、嬉しすぎるのヨ♡
CONVERSE[コンバース]
オールスター HI
満を持してリニューアルされた、オリジナルのオールスター(日本限定。2025年10月〜展開予定)。より軽量で快適な履き心地へ進化するとともに、テープは白みを増したそれへ刷新。クリーンな表情となった。HI、OXともに各6490円(コンバースインフォメーションセンター)
オールスター OXも進化
軽量&クッション性がグンとアップ
見た目はそのまま約25年ぶりにソールユニットを刷新!!
アウトソールのヒール部をくり抜いて、軽量かつ衝撃吸収性に優れるオープンセル形状のウレタンクッションを配置。さらに屈曲性を高めるなどして、ぐっと快適な履き心地に♡
※表示価格は税込み
[ビギン2025年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。