秋服なのに涼しい？ 残暑を乗り切れる麻シャツ”の選び方
【酷暑から効く服：名家の涼取り素材で秋までクール顔！】
終わりの見えない暑さで、次にどんな服を買ったらいいのか、迷子になっている人も多いのでは？ 今買うべきは、長い残暑を涼しくしのげ、レイヤード次第では木枯らしが吹く頃まで十分ブリッジできる服。麻、コットン、ウール、ハイテク系と、素材のジャンルごとにおすすめの服と着こなしをご紹介します！
秋服に合うテクスチャー、なのに汗を吸ってすぐ乾く！
＃ヘビーウェイトな麻シャツ
残暑厳しい今の時期にシャツを買うなら、いっそのこと麻素材に注目してみては？ 春夏服地のイメージがありますが、麻は速乾性や通気性に優れる一方、適度な保湿性や保温性も備えた素材。だから海外の洒落者には通年着用する人も多いんですよ。
とはいえ薄手の平織りだと、本格的に秋がやってきたときにさすがに心もとないでしょう。本誌がおすすめするのは、下のナイジェル・ケーボンのように、やや厚地に織り上げられたヘビーウェイトな麻生地。とくにコイツは表面に起毛加工が施されているため、秋冬素材の服ともバッチリなんですよ。
麻素材特有のシワ感や光沢がさりげなく洒落感を高めるのも魅力ですし、秋冬スタイルを新鮮に見せたいのならぜひお試しを！
ホースクロス麻で洒落っ気がビンビン
NIGEL CABOURN［ナイジェル・ケーボン］
英国陸軍の士官シャツをベースにしたブランドの大定番「ブリティッシュオフィサーズシャツ」には春夏用として麻（ヘンプ）素材のものがあるが、新たにその秋冬版が登場。使用する“ヘンプホースクロス”は、乗馬時に鞍の滑り止めに使う“馬布”をイメージし、麻を高密度な平織りにしたもの。起毛加工も施され、麻の通気性などはそのまま、程よく暖かな雰囲気に仕上げられている。3万8500円（アウターリミッツ）
【秋】チマヨを羽織って紅葉狩りへ♪
シャツイチスタイルに、ウールベストをオンするだけで、秋のお出かけにぴったり。ヘリルのベスト14万3000円（にしのや） その他はスタイリスト私物。
OX織がトラッドにハマる
INDIVIDUALIZED SHIRTS［インディビジュアライズド シャツ］
生地はリネン100%のオックスフォードクロス。爽やかなタッチながら、ガシッとした風格があり、残暑の時期はショーツ、秋になったらセーターやブレザーにと、今らしいトラッドが楽しめる。4万8400円（メイデン・カンパニー）
ゆったりシルエットでサラリと着流したい！
KICS DOCUMENT.［キクスドキュメント］
素材や縫製の全てに日本の職人技を駆使したアイテムを展開するブランドのリネン100%シャツ。ゆったりした身幅と袖幅、パンツのポケットに手が出し入れやすい裾のカットなど、巧妙なパターンが光る。2万9700円（ヘムトPR）
※表示価格は税込み
［ビギン2025年10月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
