特集・連載
生グソかき氷って知ってる?~「インスタなえ旨メシ」vol.13
インスタ萎え旨メシ 「インスタ萎え」という言葉があるとか。要するにインスタ映えしないモノ、場所をそう言うらしい。でもね、インスタ映え重視ばっかりってオカシイと思いません? とくにメシについては。本来メシって味が一番重要でしょ! ということで、インスタ映えはしないけど、とにかく本当においしいモノを発掘していこうと思っとるワケです! その地味ながらも圧倒的なウマさにみなさんもハマること間違いなし!!……かもね!? この記事は特集・連載「インスタ萎え旨メシ」#13です。
秋田 秋田市「広栄堂」の生グレープフルーツソフトかき氷
580円(税込み)
真夏の白昼夢!? 笑って泣ける秋田の生グソ
「生グソはじめました」。秋田の住宅街に突如現れる行列の先で、高らかに宣言する店頭ポップにまず釘付け。店内には白いとぐろを笑顔でつつくお客さんが 50人ほどいて、カオスな光景に期待が高まります。この思わせぶりなメニュー名は「生グレープフルーツソフトかき氷」を縮めたもので、地元の子どもが面白がって呼んだのがはじまりなんだとか。クセの強いネーミングに反して、ソフトクリームはミルクの風味を生かしたあっさり風味。かき氷も新雪のように繊細な口溶けで飽きさせません。やがて底のほうから、自家製シロップに漬け込んだ優しい味のグレープフルーツが出現。
薄皮をこれだけ綺麗にむくの、難しいんですよね。まるで田舎のおばあちゃんがむいてくれたグレープフルーツを頬張っているような懐かしさ。くすっと笑えてちょっぴり泣けるノスタルジックなかき氷、9月いっぱいの夏季限定メニューです。
「インスタ萎え」という言葉があるとか。要するにインスタ映えしないモノ、場所をそう言うらしい。でもね、インスタ映え重視ばっかりってオカシイと思いません? とくにメシについては。本来メシって味が一番重要でしょ! ということで、インスタ映えはしないけど、とにかく本当においしいモノを発掘していこうと思っとるワケです! その地味ながらも圧倒的なウマさにみなさんもハマること間違いなし!!……かもね!?
リポート/ライター間中美希子