2000人の身体データで作った、万人にあう“最強セットアップ”はコレだ!
“オンオフ兼用”という謳い文句に惹かれて買った服……本当に週7着てますか!? 仕事目線で選んだ服って、正直休日着るにはチトお堅め。オンとオフの境界線が薄まり続ける令和においては、むしろ休日目線で“着たい!”と惚れ込んだ服をビズでも活用するのが成功法では? 単品買いはもちろん、組み合わせてワードローブにも。堅実で賢いモノ選びを伝授します!

ドレス&カジュアルに精通したスタイリスト
武内雅英さんの解説付き
“週7”フィルターを通したモノ選びには、ドレスとカジュアル、双方を知り尽くした二刀流スタイリストの力が必須。となれば頼るべきは我らが武内大先生! 仕事服と洒落着の両目線で徹底買い説していただきます!
SET UP
2000人以上のデータから導いた“万人に合う”セットアップが最強
【最大公約数をもとに設計した“スマ見え”パターン】
餅は餅屋。とすれば昨今スーツ店がこぞって作る化繊セットアップが使えないわけないでしょ! ……な〜んて盲目的にプッシュしたいとこなんですが、手堅く、賢く週7服を選ぶとなると、熟考する必要ありあり。なぜって化繊セットアップは鬼門だから! 既存の製品は、その多くがラクを優先するあまり洒落っ気が不足気味で、結局平日オンリーになりがちなんですよね。
「そんな服好きの苦手意識を取っ払うために開発されたのが、ここの『スマみえ』シリーズ。名前の通り“スマートに見える”のが特徴なんですが、こんな謳い文句はどのブランドでも使うもの。では今作は何が違うかというと、感覚値ではなく、しっかりした数値をもとに製品作りしているってこと。
「数値に裏付けされた誰も裏切らないシルエット」
カネマサフィルのシャツ2万7500円(カネマサフィル) オーエヌシーメリノのTシャツ1万6500円(オーエヌシーメリノ) オンデーズのメガネ8000円(オンデーズ) べオーマのベルト1万2100円、クロケット&ジョーンズの靴12万6500円(以上、グリフィンインターナショナル)
3Dスキャナーを使って、30代の日本人男性の、じつに400か所を身体測定。しかも調査した人数は、なんと2000人以上! そこで得た膨大なデータを分析して導き出したのが、この誰もがスマ見えする黄金パターンなんです。肩や首周りが吸い付くように収まるし、窮屈じゃないけど美しく見せるウエストのシェイプも絶妙。
パンツに関しても腰が高く=脚が長く見えるように調整されていたり、あらゆるシチュエーションにおいてスマ見えを追求している。合わせるアイテムを変えずにそのまま週7使いすることも可能なオールラウンダーだと思います」
UNIVERSAL LANGUAGE NAVY LABEL[ユニバーサルランゲージ ネイビーレーベル]
スマみえセットアップ
シワに強く、ストレッチ性も抜群で、家庭での洗濯まで可能と、ヘビロテに必須のスペックを完備しているところも秀逸。ジャケット/各2万1890円、パンツ/各1万989円(以上、スーツスクエア TOKYO GINZA店)
スーツ店ならではの要所を締める意匠
見映えを左右する首と肩の吸い付きっぷりも秀逸だけど、バルカポケットをはじめとする伊達男な意匠を散りばめているのも、週7力の源。約8cmのラペル幅は、着こなし次第で堅くも抜けても魅せられる。
見た目は天然、機能は化繊な先端ファブリック
マットな質感で天然素材見えする、ドビー織りの“クロスムーバ”生地は、高密度で適度なハリがあるから、型崩れする心配もなし。
※表示価格は税込み
[ビギン2025年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。