連載 フィッシング × ファッション=“FISHION(フィッション)”
ストリートの感性が釣り場で映える! “ビブパン”が主役のアングラースタイル
一昔前まではオジ趣味筆頭だった釣りですが、今は釣りファッションが市民権を得るなどだいぶ潮目が変わってきた模様。というわけで、本連載ではフィッシング × ファッション=“フィッション”と命名。釣り人と洒落者の顔を併せ持つアノ人の「釣りと服」のちょっとイイ話を、釣先案内人の河原塚さんとレポートします!

ゲストリスト セールスマネージャー
[釣先案内人]河原塚 恒太さん
人気デニムブランドを数多くプロデュースするゲストリストのセールスマネージャー。バス釣りをメインに、最近はニジマス釣りにハマり中。過去ロケは自身のインスタにて発信→@kawarazu_k
千葉県君津市の二級河川・小櫃川に建設された多目的ダム。周辺は自然豊かでボートでの釣りはもちろん、ハイキングやキャンプ地としても人気。
[SPOT]亀山ダム のむらボートハウス
[DATE&TIME]6/8
[WEATHER]☁(くもり)&️ 🌧(あめ)
[TEMPERATURE]25℃
[TARGET]ブラックバス
ワークテイストが好きなのと、とにかく楽! 釣り場ではビブパンばっかり着ています(笑)
チャリートレーディング 取締役 奥村太朗さん
幼少期よりアメリカのストリートカルチャーに影響され、エレクトリックを釣り業界に広めた立役者。今は毎週亀山ダムに通い、同ダムのレコードを狙う。
河原塚(以下、河):本日のゲストはエレクトリック代表の奥村さんです。宜しくお願いします!
奥村(以下、奥):宜しくお願いします。
河:今日は連載開始以来、最も遠く(亀山ダム)まで来ちゃいました(笑)。奥村さんはここがメインフィールドって聞いていますが、拘りの理由とは?
奥:地元は埼玉だし距離はあるけど、やっぱり小さい頃に親父に連れられてよく来てたこともあって自分にとってのホームはここって感じかな。それに関東屈指のデカバススポットで60UPも狙える。ここのレコードが67㎝なんだけど本気でレコード更新を狙ってるよ(笑)
河:67!? 関東にそんな個体いるんですね! 折角なのでデカバス狙いの“攻め”のタックルを簡単に紹介願いします!
奥:タックルはDRTのものをメインに使ってる。DRT代表の白川さんと知り合ってから釣りへの考え方が180度変わって。そこからデカバス狙いに絞ってビッグベイトの釣りにハマってるってわけ(笑)。
河:DRTといえばロッドがプレミア付くくらい今最も勢いのあるメーカーですね。実物初めて見ました。デカバス狙い前提の機能美というか、存在感があってメチャカッコいいです! 釣り具に関してもっと掘り下げたいのですが、尺が無くなってしまいそうですので……メインテーマでもある本日のコーディネートに関して教えてください! ビブパンツはどちらのですか?
奥:これはDRT×AREA241のビブパン(※販売終了)。釣り具同様、妥協しない作り込みでメインファブリックはGORE-TEX PRO。サイドはフルWジップの止水ファスナーで用を足す時にも便利。ワイドシルエットで今っぽいけど、ビッグベイトをキャストした時にも生地が突っ張ったりしないよう、考えて設計されてるね。色は黒じゃなくあえてターコイズってのもこだわり。釣りの恰好=ビブパンていうくらいビブパン好きで、これ以外にもたくさん持ってるよ。
河:スノボとかウィンタースポーツのイメージが強いビブパンですけど、これは欲しくなります! キャップとサングラスはどちらのですか?
奥:これは自分が携わってるエレクトリックのもの。手前味噌だけど特にサングラスはめちゃくちゃ調子良い。レンズの性能や耐久性とか、これも機能美に通じるものがあると思ってる。
河:説得力あるお言葉(笑)。ビブパンといいセットで欲しくなりますね……。足元は定番のヴァンズのオーセンティックですよね? ここに敢えてバンズを持ってくるこだわりは?
奥:昔からアメリカンカルチャーが好きで、それこそ今は釣りにどっぷりだけど、スケートやサーフィンにのめり込んでた時期もあって。だから普段はキャップにディッキーズのチノパン、ヴァンズとか、ストリートファッションは今も大好きで。ヴァンズはそうした自分のルーツからも外せないアイテムの一つってこと。
河:バックボーンあってのヴァンズということですね! 機能美ウェアに対して足元の外しっていう目線でもめちゃカッコいいです!
奥:特に意識してるわけじゃないんだけどね。ストレス無く着たいものを着てデカバスを狙うっていうのがマイスタイルかな!
河:奥村さんがいつか亀山レコードをたたくのを楽しみにしていますね!
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※表示価格は税込み
[ビギン2025年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。