“ご褒美水”で肌が変わる！ プロが教える化粧水の使い方【メンズ美容】

語る、男の美学【Begin Best Beauty 2025】　
いまやメンズ美容市場は右肩上がりで成長中。もはや美容を無視できない時代です。でもご安心を。美容童貞でも、ちっとも怖くありません。だって、みんな最初は初めてだもの♡　今回はおすすめコスメ含め、プロ直伝の「男の美容」を学べる好機。合言葉は目指せ、ナイスガイです！

【Part2：潤す】洗顔後にうるおいを与えるマストケア！
貴兄の肌にご褒美水を。

古いクリームを落とした本格靴には新しいクリームを入れてあげるように、お肌も汚れをオフしたらお次は潤い補給が必須！　美容のプロに、選びの極意と太鼓判の化粧水について語ってもらいました。

左・美容エディター　田上雅人さん／右・男性美容研究家　藤村 岳さん

美容エディター　田上雅人さん
兄弟誌『MEN’S EX』の元副編集長で、美容担当として活躍。最近独立し、肌ケアをはじめとした自分磨きに拍車がかかりまくり。

男性美容研究家　藤村 岳さん
多数メディアで男性の美容に関する情報を発信。ALL Aboutでメンズコスメガイドを務め男性コスメの監修なども行うパイオニア。

避けるべきものは避けてあとは気分をアゲるだけ

田上：　おひさしぶり……でもないですね。『MEN’S EX』ではお世話になりました！

藤村：　あら、“元”副編集長さん、最近独立されたそうで。心なしか肌の調子もイイ感じ～～？

田上：　そうそう、退職してからストレ……いやいや、藤村さんの記事で美意識上がっただけです!!

藤村：　ってことにしときましょうか（笑）。テーマは“潤す”。

田上：　水分補給大事ですからねぇ。

藤村：　本当に。洗顔したら一刻も早く化粧水を！　なぜなら……。

田上：　顔を拭いた瞬間からどんどん肌の水分が奪われていくから。

藤村：　さすが！　もはや何でもいいから一刻も早く取り入れて!!

田上：　それじゃ企画が……（笑）。

藤村：　半分本気で半分冗談（笑）。化粧品もじつはファッションのようなもので、自分の気分さえアゲてくれれば及第点なんです。

田上：　ファッションと同じ!?

藤村：　そう。毎日どころか一日に2回は使うものなので、使っていて気分がイイのが大前提。テクスチャーはもちろん、香りだったりパッケージだったり、気分をアゲてくれるものを選べばいいんです。

「自分をアゲてくれる洋服のようなものだと思うんです」

田上：　たしかに気に入らないものを毎日は使い続けられませんもんねぇ。テスターで使用感を試してみるのも大事。

「使い心地がとても重要なのでテスターで使用感を確認すべき」

藤村：　そうなんです。そのうえで、肌が荒れやすい人は「エタノール」を避けてあげると安心です。

田上：　アルコール成分ですね。

藤村：　その通り。夏だと収斂（しゅうれん）化粧水といって、少しヒンヤリ爽快で、毛穴をキュッと引き締めてくれる化粧水がすごく気持ちがいいんですが、それはエタノールが含まれているものが多いので敏感肌なら避けましょう。

「“一年中同じ化粧水”じゃなくて季節に応じて使い分けなきゃだめ！」

田上：　ヒンヤリするのはアルコール分が蒸発するから。あれ気持ちいいんですよねぇ。さて、肝心のベストセレクトは……。

藤村：　「バウム」めっちゃお洒落。

田上：　貯水成分“ひのき”を思わせる木枠付きで、アガるルックス。これは“ベスト”認定で！

藤村：　「ドクター365」はビタミンC配合で、老け見えの原因“くすみ”を抑えてくれるのでビギン世代にもおすすめかも。

田上：　くすみは肌悩み永遠のテーマですね……。収斂化粧水ですが「インフィニティ」はサラッとしたテクスチャーで、本当に夏っぽい気分になりますね！

藤村：　それシーズン限定のやつですね。たしかに男性好みの使用感かも。

田上：　決まりましたね！　

藤村：　ですね。まずは、乾燥しやすい“Uゾーン”から塗布し、テカリが気になる“Tゾーン”に塗ると分量のメリハリがつき◎。

塗る順番とは？

田上：　肌に馴染ませたら、“ハンドプッシュ”で成分を肌に押し込んであげるのも大事ですね。

藤村：　そうそう。一般的にターンオーバーは28日周期。せっかくコスメを揃えても三日坊主では本当の効果はわからない！　まずは1か月弱頑張って続けて、変化を確かめてみるのがオススメですよ。