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ラボ生まれ、アウトドア育ち
誕生から75周年! 元祖マイボトルの「ナルゲン」その源流を巡る
使い続ける、私の相棒[vol.1]
本当にいいものほど、気づけばそばにある
ビームス
古屋雄一さん
1997年の入社以来、bPrビームスやB印マーケット個人商店などで、あらゆるライフスタイルグッズのバイイングや開発に携わってきたお方。趣味は学生時代から嗜むサックスのほか、クルマでMTBやカヌーを持ち出してアウトドアを満喫することで、遊びの延長が仕事というシームレスなライフスタイルを送る。洋服を畳むのは苦手。
nalgene × H.Selmer Alto SAX mark VI(サックス)
ビームスの雑貨部門を長く牽引する古屋さんは、学生時代から吹奏楽や仲間とのバンドでサックスを吹いてきた。相棒はヘンリー・セルマーの名機マークVI。40年以上の付き合いとなるそうだ。
「中学生のときに、運良く知人から引き継ぐことができたんです。実はボクの生年と同じ1972年製なんですよ。たまに他の楽器も演奏しますが、アルトサックスに関しては浮気したことはないですね。今の楽器と比べたら癖があると言われるけれど、自分にはフィットする。だいぶメッキが剥げてきましたが、研磨したら音質が変わってしまいますし、ボクはこの使い込んでエイジングした佇まいが好き。舞台の上だとキラキラ輝いて見えますしね(笑)」
面白いのが、その大切な相棒をお手入れするクロスなどをナルゲンの広口1リットルボトルに収納していたこと。
「サックスケースが小さいためにケア用品が入らず、いつもナルゲンボトルに入れてカバンで携帯。楽器を吹いた時に出る水分をクロスで拭くため、むき出しでしまいたくなくて……」
なお写真に写るグリーンの細口ボトルもナルゲン製。こちらは野外で遊ぶときに必ず持ち運ぶそう。この他にも多数のナルゲンボトルを愛用している。
「ボクがナルゲンを初めて知ったのは’90 年代。アメリカのアウトドアショップで出会いました。パッキンがなくとも水漏れしないキャップや、目盛りのついた半透明ボトルを新鮮に感じました。以来ずっと使い続けていて、気づけばいつもそばにある感じです」
ビームスでは 10年以上前からナルゲンのボトルを展開しはじめ、最近は別注も頻繁に行っている。
「昔のナルゲンはアウトドア好きの限られた人が好むギアとして認知されていました。でも、一部の業界で愛されているアイテムを、広く一般に紹介するのはビームスの得意とするところ。そしてその場合、業界の方々に、なんだ、コレを選んだのかよ、と絶対言われたくない。となれば、アウトドア用ボトルからナルゲンを選ぶのは必然だったと思います。実際、保冷・保温機能を持たないシンプルな構造なのに、使っていて何の文句もなく、むしろ愛着が増す。セルマーと同じく、一生ボクの傍にあるんでしょうね」
nalgene × bPr BEAMS[ナルゲン × bPrビームス]
広口1.0リットルボトル
古屋さんがクロスをしまっていたボトルは、bPrビームスの別注品。プリントされた大量のアルファベットは、隠れた単語を探すワードサーチパズルとなっているのだ。3740円。問い合わせ先:ビームス 銀座 ☎ 03-3567-2223 ※なお後にあるグリーンの細口ボトルは海外のみで展開。
※表示価格は税込み
写真/椙本裕子(Yukimi Studio) 文/吉田 巌(十万馬力)