ファッション界隈が惚れ込んだ! 愛用コンデジと作品ギャラリーを公開
コンデジの、スマホよりも確実にエモい写真が撮れながら、一眼レフなんかよりも格段と扱いやすく、機動性に優れるところを、SNSユーザーたちが再評価。結果、中古を含めて市場はかなりの盛り上がりを見せており、ハイスペックな高級機もジャンジャン登場してるんですよ。“悦”な写真体験をしたいのなら、改めてコンデジに注目です!
お洒落界隈の愛されコンデジ
俺の“悦”センシャルズPhoto Gallery
仕事柄、さまざまなアートやデザインに触れる機会が多く、審美眼にも優れるファッション界隈の人たち。迷ったら、そんな彼らの日常に欠かせないコンデジを参考にしてみない? ここでは界隈で活躍する4人のコンデジと作例を紹介。彼らが切り取った日常の欠片を鑑賞しながら、自分好みの写真表現を探りましょ。
コンパクトデジタルカメラのこと。レンズ交換ができる一眼やミラーレス一眼とは異なり、レンズとカメラが一体式のため小型で持ち運びやすく、気軽に撮影できる。最近は高い描写力を誇る高級モデルも数多く登場している。
「好みのテイストの本格写真を直感的に楽しめる」
ヘアメイク
勝 健太郎さん
散歩で見た何気ない風景や現場の記録用として2年前に購入。「撮影に合わせて絞りやシャッタースピードを細かく設定でき、見たままに近い自然なパースが出る40mmレンズゆえ日常のスナップ撮影に最適。カメラの起動が早く、“あ、今だ”という瞬間も逃しません。また好きな色みやテイストに調整したチャンネルを保存できるのも便利。絶妙なグレーを引き出すモノクロモードもお気に入りです」
RICOH[リコー]
GR IIIx
2424万画素。原色フィルター/CMOS搭載。レンズF2.8~F16/26.1mm(35mm判換算で約40mm相当)。幅約109.4 × 高さ61.9×厚35.2mm。重さ約262g。13万9800円(リコーイメージングお客様相談センター)



「絶景広がる水中&山中でも絶対的安心感!」
ユナイトナイン プレス
大桃祥弘さん
「5年前頃からサーフィンや登山、スノーボードに目覚めた」という大桃さんは、アウトドアに適したコンデジを探すなかで、TG-6に辿り着く。「決め手は、タフ&水中でも使用できる点。その安心感から、フィールドにカメラを持っていくことにストレスがなくなりました。岩場にぶつけても全然平気だし、水中でもマクロ撮影ができるので珊瑚や魚の表情までくっきり!」
OLYMPUS(OM SYSTEM)[オリンパスOMシステム]
Tough TG-6
1200万画素。1/2.33型 裏面照射型CMOSセンサー搭載。レンズF2.0(W)~4.9(T)/25~100mm(35mm判換算)。幅113 × 高さ66 × 奥行32.4mm。後継機TG-7発売中(OM SYSTEM カスタマーサポートセンター)


「中庸スペックゆえの絶妙な味とクセがたまらない」
カメラマン
新垣隆太さん
2009年発売、動画と静止画を高品質に撮れる縦型デザインで話題を呼んだザクティは、レトロガジェットとして中古市場で人気上昇中。「3×4の画角、画質やピントの合わせ方などのスペックが高すぎない、むしろ低いのが気に入っています。撮って出して全く調整しないためニュートラルですが、少しの味わいとクセのある感じが好き。いい意味でダサい形と、グリップ感も◎」
SANYO[三洋電機]
Xacti
1000万画素。1/2.33型CMOSセンサー搭載。レンズF3.5~3.7/38〜190mm(35mm換算)。幅72 × 高さ112.8 × 奥行38mm。重さ173g(本体のみ)。製造終了。中古市場は5000円〜3万円前後※編集部調べ



「初心者でもどんな被写体もエモく撮れる」
SHIPS/CITY Ambient Products PR
蒲生 龍之介さん
「僕のような初心者向き」と蒲生さんが評する同モデルは、手頃な価格に加え、コダックらしい柔らかい発色や低めのコントラストが特徴。細かく設定せずともレトロな描写が可能だ。「食べ物や店の外観、撮影時のオフショットをフィルムカメラのようにエモい写真として残せる。鞄に入れていることを忘れるほど小さくて軽いのも魅力です」
KODAK PIXPRO[コダック]
FZ55-BK
約1635万画素。1/2.3型 CMOSセンサー搭載。レンズF3.9/28mm(35mm判換算)。5倍光学ズーム(28〜140mm相当)。幅約92.5 × 高さ56.5 × 奥行22.6mm。重さ約104g。実勢価格2万5000円前後 ※編集部調べ
※表示価格は税込み
[ビギン2025年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。