スマホ超えの“エモ写”が撮れる！持ち歩けるプロ級カメラ「コンデジ」が熱い

コンデジの、スマホよりも確実にエモい写真が撮れながら、一眼レフなんかよりも格段と扱いやすく、機動性に優れるところを、SNSユーザーたちが再評価。結果、中古を含めて市場はかなりの盛り上がりを見せており、ハイスペックな高級機もジャンジャン登場してるんですよ。“悦”な写真体験をしたいのなら、改めてコンデジに注目です！

コン活をはじめたらこんな素晴らしい未来が待っている!?
コンデジご満“悦”な3大瞬間

写真はスマホで撮るのが当たり前の時代だからこそ、コンデジを持っているだけで「モノやアートにこだわりがある人」と見られて鼻が高いものですが、それに加えて、思わぬ“悦”に浸れる瞬間も多々アリ。刺激的な毎日を送りたい人は、今すぐコン活をはじめましょう♪

旅先“悦”
同好の士と国を越えて友達になれるかも！

欧米で使っていると人気モノになれる！

旅の思い出は綺麗な写真で残しておきたいもの。だからといって本格的な一眼レフは荷物になるし、やっぱ今回もスマホでいいか……となることが多いのでは？　そんなときこそコンデジの出番。首からぶら下げていても苦にならないし、カバンやポケットにしまっていてもサッと取り出せるため、シャッターチャンスも逃しません。

スマホ撮影全盛の今、コンデジで撮影していると注目を浴びがちですが、旅のエトランゼな気分を盛り上げるという意味では、それもなかなかオツ。とくに欧米の人たちは同好の士に対して胸襟を開くのが早く、「それ、キヤノンか？　俺はリコーを持ってるぞ」なんて話しかけられることもしばしば。

本誌編集部ブナサワも、フランスを海外取材中、カフェで働く女性から「その素敵なカメラで私を撮ってよ」と言われたそう。彼のライカQ2はスマホへの転送機能を備えており、その時は写真をフェイスブックで送ってあげて非常に喜ばれたと述懐。こういうのも素敵な旅の思い出だと思いません？

ビジネス＆プライベート“悦”
ちゃんとして見えつつ威圧感少ないのがイイ!

仕事ではデキる男に！ 親族のイベントでは周りに感謝される!

今どきはビジネスで必要な写真もスマホで撮るのが当たり前ですが、これをコンデジに変えると、アナタの評価は一変します。

クライアントからは「わざわざちゃんとしたカメラで撮影するとは、コイツやるな……」と一目置かれ、それがハイテク満載の最新機種であれば「近頃のコンデジはすごいねぇ」なんて、良きカンバセーションツールにもなるでしょう。

もちろん、プライベートのイベントでもアナタの株を上げる道具として活躍します。たとえば親族や知人の結婚式に出席したとき。最近の式場は専属の撮影業者が幅を利かせており、レンズ交換できる一眼レフやミラーレスの持ち込みが禁止なこともありますが、コンデジならそのレギュレーションに引っかかりません。

しかもコンデジは威圧感が少なく、そもそも撮影者が新郎新婦と近しい間柄なわけですから、業者より彼らの自然な表情を切り取れる！　デキる男と見られたいなら、公私とも外出時はコンデジ必携ですね♪

ブツ欲“悦”
ちょい無理して買っても将来的にはムフフ♡

価格が下がらない!

何年か前に買ったコンデジの値段が全然下がっていない……。そんな美味しい話がカメラ好き界隈で飛び交っているようです。

そこで今回編集部で中古価格を調べたところ、たしかに各メーカーのハイエンド機の値落ち率はかなり少ない模様（下記表参照）。いずれも発売から数年たち、ライカに至っては後継機も出ているのに、すごいことだと思いません？　まるでロレックスみたいじゃないですか。　

高画質＆高性能にこだわる最近のコンデジは大量生産に向かず、新品がいまだ入荷待ちだったり、後継機が出たとしてもそれがすぐに買えないことが背景としてありそうですが、一番の理由はやはり、手軽にエモい写真が撮れるコンデジ人気が世界的に加熱しているからでしょう。

ちなみに若者世代にそのレトロなデザイン＆描写力が注目される2000年代から’20 年代近辺のオールドコンデジも、まぁまぁの値段で取引されているものが多数。キミがいま狙ってるコンデジも、最近、イマひとつな米国株NISAより、手堅い投資になるかもしれませんよ（笑）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2025年7月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。