お洒落モデルも続々! タイパを極めた愛すべき「ハンズフリースニーカー」を手放せない
【2025年の世界トレンドがわかる!? 靴&サンダル万国履く覧会】
日本では20年ぶりの開催となり、蓋を開けてみれば大賑わいの大阪万博。世界中から集結する最新の技術や文化に浮足立つのも結構ですが、文字通り足元がおろそかになってません?(笑)というわけで本パビリオンでは、ビギンが2025年の靴&サンダルの最新トレンドを徹底ガイド! 夏の主役を決める万国“履く”覧会、堂々開幕です!
このフッ軽さ、一度知るともう戻れない
【NO-HANDS SNEAKER】ハンズフリー靴
■「立ったまま履ける」を可能にする! かかとのギミック
■一瞬で履けてとにかく楽! 一足あると頼れるタイパ靴
■近年はデザインも両立したスタイリッシュなモデルが続々!
洒落感を犠牲にせず“ラク”だけ底増し!
「人間は易きに流れる」。ついラクを求めちゃうよね〜って格言ですが、この正否は歴史が証明済み。“ラクしたい→便利を開発→慣れちゃう”の繰り返し。現にあれほど革命的だったスマホなんかも、今じゃあって当たり前ですし。ただこのハンズフリースニーカーに関していうと、当たり前にはならない気がしてたんですよね。
ナイキがハンディキャップがある人に向けて2015年に開発した「フライイーズ」が元祖的存在とされてますが、そもそも追従するブランドが今ほど多くなかったし、ハンズフリーを前面に押し出しすぎた、映え力に乏しいモデルがほとんどでしたから。
ところが近年この流れが一変! 各社が続々と虎の子を投入し、洒落感も兼ね備えた良品が揃ってるんです。ドイツの古豪プーマも然り。ど〜です? サイドにお馴染みのプーマストリップを配しただけの、名作「スウェード」にも通じるベーシック顔に萌えるでしょ? これこれ、これで十分なんだよ! って感じ。
ヒール部の履き口をそり返らせるように広げ、着用時につぶれないようにサポートパーツを設けるってのが、ハンズフリーの基本形。今作も独自開発のヒールパーツを備えてますが、アッパーと同色で主張しすぎないとこが、大人にはありがたいじゃありませんか。
立ったままサッと履けるからお座敷飲みにもヨシ(笑)
足を滑り込ませるだけで……独自開発のヒールパーツでそのまま履ける!
これならいつもの服装にも馴染むし、立って⇔座ってを繰り返すお座敷飲みなんかでも効きまくるはず。お洒落を犠牲にせず装着時のストレスを軽減してくれるなんて、こりゃ“当たり前”に昇格しそうなヨ・カ・ン♪
おなじみのデザインはそのまま、超楽ちん仕様に生まれ変わりました!
ビナインのベスト4万5100円(エヌエスナイン) アーペントルのTシャツ2万900円(シップス 銀座店) ラングラーのパンツ9900円(エドウイン・カスタマーサービス)
PUMA[プーマ]
Vコート イーズイン
オンオフ兼用もいける!を目指して、ハンズフリー機能を備えながら、ミニマルで使い勝手のいいコートシューズの面影はしっかりとキープした力作。独自設計であるヒールパーツは保形力もバツグンで、立ったままでもつま先をトントンする必要がなく、スムーズな足入れを可能にしている。7590円(プーマ お客様サービス)
From Germany
屈指の自動車大国とあって、ハンズオフ(=自動運転)は、世界最速の95km/hまで認可。
タイパを極めた愛すべき“ヒール”たちは、合理主義大国・アメリカにあり!
独自のヒールピローが足入れをサポート
SKECHERS[スケッチャーズ]
スリップインズ スケッチエア エンボイ-エミッサリィ
現在のハンズフリー人気を牽引する同社のスリップインズ。こちらはそのアウトドア版で、大自然で遊び回れるよう、撥水レザーやクッション性に富む“スケッチエア エアバッグミッドソール”といった、先端機能を満載。1万6390円(スケッチャーズ ジャパンお客様コールセンター)
ヒールが回転軸で開き足をお出迎え♡
NIKE[ナイキ]
ゴーフライ イーズ
ハンズフリーの草分けが開発した独自機構が、ヒールが回転軸で開き、足を入れると平らにトランスフォームしてくれる“ゴー フライイーズ”。アッパーに通気性抜群の素材を使い、縫い目も省いているため、靴下感覚のイージーな代表素材に。1万7930円(ナイキ カスタマーサービス)
フレームの伸縮を利用する“CAGE”システム
kizik[キジック]
アテネ 2
足を踏み入れた瞬間にかかとが元の位置に戻る、特許取得済みの「スプリングバックヒール」機能“CAGE”を搭載。安定性を高めるヒールスタビライザーや、人間工学に基づいた形状&反発性にも優れる“アーチフォームインソール”も完備した機能派。2万4200円(キジック公式ストア)
ちなみに……かかとを潰しても履ける二“踏”流という選択肢
立ったままでもヒールを潰さず、スムーズに履けるのがハンズフリーのいいところ。ですがヒールを潰しても=サンダルとしても履ける二“踏”流もレジャーシーズン向き!
UNDER ARMOUR[アンダーアーマー]
エコー
アンダーアーマーならではのモールド成形されたヒール構造を取り入れた“折りたたんでスリッパにも靴にもなる”ハイテクシューズ。1万9910円(ドームカスタマーセンター)
On[オン]
クラウド 6 コースト
倒して履けるのに立てると安定感がある、独自のヒール構造で人気。重量わずか約226gと超軽量なのでトラベルシーンにももってこい。1万9800円(オン・ジャパン)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。