男心をくすぐる“デカクロノ”が似合う腕の条件とは……？

【四半世紀の時を超えて、ようやくデカ時計が似合う漢に！】
本誌では、マッシブな肉体を目指すさまざまな企画を敢行してきました。ともにボディメイクに励んできた読者の肉体はどんな変化を遂げているのだろうか。今回は、マッチョサイドに向けての提案！　今こそ、25年前に本誌が提案した「デカ厚時計」を掘り起こし、令和に再びそのムーブメントを起こさせる時です！　いざ、レディー、ファイト!!

パイロットが愛した銘機が似合う腕の条件とは

時は1952年。名家の3代目であるウィリー・ブライトリング氏が、パイロットが必要とする様々な航法計算を行える回転計算尺付きのクロノグラフを開発します。「ナビタイマー」誕生の瞬間です。

その用途からも視認性を高めるためにワイドなケースであることは当然として、最大の特徴は文字盤の外周を彩る計算尺のアシライでしょう。刻み入りのベゼルとともに回転させるため、キワまで一体化したようなトラボルタ並みのハンサムなデザイン。これが計器然として男心をくすぐるとともに、視覚効果の面でもワイルドな印象を醸すんですよね。

ビースト的な無骨さというよりは、端正なマッチョみとでも言いますか。だからこそ、この憧れクロノはある程度サイズのある腕に馴染みます。トレーニーの同志諸君、そろそろ似合うようになってきたんじゃない!?　時は来た！

憧れの名門デカクロノがようやく腕に馴染む

BREITLING［ブライトリング］
ナビタイマー B01　クロノグラフ 46

現行のナビタイマーは小径の36mmを始めとした複数のサイズバリエが展開され、最も大径なのが46mmのモデルとなる。2022年にリニューアルを敢行し、従来はすり鉢状だった回転計算尺がフラットに＆ドーム型クリスタルが採用され、よりスリムマッチョな外観に。自動巻き。SSケース＆ブレス。136万9500円（ブライトリング ジャパン）

「デカクロノ」CATALOG

ストーンをあしらった野性味溢れるデカクロノ

ZENITH［ゼニス］
デファイ エクストリーム　ジャングル

意欲的なデザインで知られる「デファイ」コレクションより。クロノグラフにはタイガーズアイを採用。ゴールドとブラウンが入り混じるストーンは同じ柄は一つもない。チタンケース＆ブレス。ほかカーキラバーストラップ等も付属。自動巻き。径45mm。367万4000円（ゼニス カスタマーサポート）

腕時計作りの悠久に想いを馳せて……

CAMPANOLA［カンパノラ］
グランドコンプリケーション 紺瑠璃

クォーツ式ながら複雑機構を盛り込んでいるのが特徴。クロノに加えてミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダーといったクォーツ時計の複雑機構がいっさいがっさい。サイズ感を超えたボリュームを放つのも納得。径43mm。SSケース＆ブレス。50万6000円（シチズンお客様時計相談室）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2025年4月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。