50～70年代の山男たちが愛したギアを想起させる“レトロだけど現代的”なアルパインジャケット
ご当地アウターで“いつか”行く世界遺産の旅
バックパックを背負って世界中を旅したい、のは山々だけどハードルは激高。ならば世界のご当地アウターを着て、各国の世界遺産を巡る旅を夢想してみては？ 陳腐というなかれ、いつか叶うその日を夢見てお気に入りのアウターを愛でるのもロマンチックでしょう♪
20世紀の名建築はレトロ顔のギアで
どデカいのは自然だけじゃなく、建築文化への貢献度も多大なグレート・アメリカ。それを端的に示すのが、近代建築における三大巨匠の一角、フランク・ロイド・ライトが遺した作品群です。
大先生は周辺環境に溶け込む＝自然と一体化したような、通称“有機的建築”を数多く創出しました。だからこそ、いざその遺産を巡るなら、必然的に自然にも足を伸ばすわけで、寒い時季には当然保温性に優れるアウターを備えておきたいところ。
それもせっかく20世紀の名建築に触れるんだから、アーバンな製品より、レトロアウトドア顔の製品ならなおよし。ってことでビッグ ロック キャンディ マウンテニアリングはいかかでしょう。
50年代〜70年代のヴィンテージウェアをデザインソースにしているだけあって、ここの製品はどれもすこぶるレトロ顔。これなら歴史ある名建築にも馴染みがいいし、今作にはボリューミーな化繊の中綿がたっぷり封入されてて、スペック的にも申し分なし。
細部までじっくり観察したい歴史ある建物は、浮かない冷えないレトロ顔ギアが鉄板です。
古きよき山ギアのデザインを現代へリボーン
BIG ROCK CANDY MOUNTAINEERING［ビッグ ロック キャンディ マウンテニアリング］
アルパイン ジャケット
ヴィンテージに精通した2人のデザイナーが創設した米国の新鋭。その代表作は50〜70年代の山男たちが愛したギアを想起させるレトロ顔が魅力。高機能中綿“プリマロフト”入り。4万9500円（ユーソニアン グッズ ストア）
王道アウトドアカジュアルでラフに散策♪
ビームス プラスのシャツ3万5200円（ビームス プラス 原宿） フィデリティのパンツ1万4300円（サンマリノ） ドーフマン パシフィック カンパニーのキャップ2970円（メイン） コンバースのスニーカー1万4580円（コンバースインフォメーションセンター）
コレも着たい！ アメリカのレトロ顔ジャケット
MARMOT × JEANS FACTORY［マーモット × ジーンズファクトリー］
別注ダウンジャケット
表地に軽くて防水性に優れるナイロンリップストップ生地を、中綿に750フィルパワーの撥水ダウンを採用してるから、水への耐性は十分。ベーシックなデザインで汎用性も◎。3万3000円（ジーンズファクトリー 卸団地本店）
Columbia［コロンビア］
ブーローポイントⅢ ダウンジャケット
独自の撥水機能「オムニシールド」を筆頭に、裏地には独自の熱反射保温機能「オムニヒートインフィニティ」を、中綿には700フィルパワーダウンを採用した本格派。3万6300円（コロンビアスポーツウェアジャパン）
フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群
［“自然と建築との融合”を提唱した近代建築の祖］
「旧帝国ホテル」をはじめ、日本にも多くのレガシーを遺した建築界を代表するレジェンドは、70年以上にわたって第一線で活躍し、その生涯で手がけた作品はなんと1200以上！ その内、代表作の「落水荘」（上写真）をはじめ、アメリカ国内に点在する、とくにセンスフルな8つの作品群が、2019年に世界文化遺産として登録された。
※表示価格は税込み
［ビギン2025年1月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
