“ピカシュー”が世界中で愛される理由って?
どこのおウチでも下駄箱の片隅に必ず常備されていると思われるキィウイの“丸缶”。キィウイは1906年にオーストラリアで創業し、この靴クリームはその2年後に誕生。今や170か国以上で展開される靴ケア用品の超ベストセラーですが、なぜコイツが世界中で愛されるようになったか知ってます?
靴好きに「丸缶」の愛称で親しまれてきた名作
キィウイの油性靴クリーム
靴に塗り込んだときのツヤとのびのよさに定評ある、油性靴クリームのマスターピース。主成分は天然のカルナバをはじめとする各種の高級ワックスで、そのレシピは誕生以来100年以上を経ても不変! 45ml入り。428円(ジョンソン)※価格は編集部調べ
オーストラリア軍のピカピカ靴に世界中があこがれて広まった!
「きっかけはオーストラリアが連合国側としてヨーロッパで戦った第一次世界大戦です。他国の兵士の靴がドロドロにもかかわらず、なぜかオーストラリア兵だけはピカピカ。彼らは耐久性を高めるために靴を常にキィウイで磨いていたんですね。
そこに目をつけた英国や米国の兵士が母国に持ち帰ったことで、世界中に広まっていったんです。
なかでも大ヒットしたのが米国で、そのせいか米国の某有名靴ブランドは今もキィウイで出荷前の最終磨きを行っているんだとか」(ライター 桐田さん)。
キィウイはニュージーランドの国鳥
キィウイはスコットランド出身のウィリアム・ラムゼイがオーストラリアで創業。ニュージーランドの国鳥をブランド名にしたのは、妻がニュージーランド出身だったためだ。
買い説者:ライター 桐田政隆さん
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年7月号の記事を再構成]
写真/若林武志 武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 桐田政隆 臺代裕夢 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/TOMOYA 田中 斉